プロフィール


松井紀子(写真左)
出身地:香川県高松市
今までに住んだ所:香川県→京都市→愛知県→静岡県→長野県車山
出身校:立命館大経営学部
前職:通販会社開発・バイヤー→ペンション経営(車山高原)
好きなこと:おいしいものを食べること、野の花を飾ること、畑仕事、園芸、動物と遊ぶこと、サイクリング
松井宏樹(写真右)
出身地:愛知県江南市
今までに住んだ所:愛知県→静岡県→東京都→長野県車山
出身校:静岡大工学部
前職:光学計測機器開発・設計→ペンション経営(車山高原)
好きなこと:おいしいものを食べること、畑仕事、パンを焼くこと、園芸、DIY、ボードセーリング、サイクリング

 

<過去の家族>

アンジュ(シベリアンハスキー)
出身地:愛媛県松山市
好きなこと:食べること、散歩、川遊び、ブラッシング
嫌いなこと:シャンプー、雨
ブッチー(ライオンヘッド)
出身地:愛知県豊橋市
好きなこと:ダッシュ、足を投げ出して寝転がること
嫌いなこと:ブラッシング、大きな音
トキンチャン(ネザーランドドワーフ)
出身地:長野県茅野市
好きなこと:ひねりジャンプ、ゲージの中の模様替え
嫌いなこと:大きな音



<野良ネコが車山高原のびすとろまほうの家にやってきました>

2007年の夏の初めに小さな、きたない、そしてすごく怯えた1匹の子猫がうちに現れました。どうやら春に生まれて赤ん坊の状態で近くに捨てられたようです。ここは山なので飼い切れなくなった動物を捨てるには捨てやすいのかもしれません。昨今空前のペットブームですが、こんな気の毒な子達の存在もそれに比例して増えているのだと察します。

今でもまだそうですが、はじめは非常に人間を警戒しており、5メートル以上は決して近づけませんでした。人を見ると一目差に逃げました。生まれてまだ短い間の今日まで、相当に虐げられてきたと思われます。それを見ていると気の毒な気持ちになり、すぐにびすとろまほうの家のシェフはキャットフードを買ってきたり、お客様にお出しする魚を一切れ余分にソテーしたりして、飢えまくった子猫に与え始めました。

1ヶ月、2ヶ月経つと、何とだんだんとネコに近づける距離が近づいているではありませんか。全く鳴かなかった汚れてみすぼらしかった野良猫が、シェフを見ると少しだけ「にゃっ、にゃっ」と鳴き、足元まで寄って来る様になったのです。時々喘息のように、「ごほっ、ごほっ」となるのが以前から心配でしたが、今では見違えるほどの毛並み、ふくよかな体型になりました。もう捨て猫のそれではなく、飼い猫の品が出てきたようです。でもまだまだ触ることはできません。

私達は、今この時期が肝心と思い、例年の秋の旅行を今年は取りやめました。朝、昼、晩とご飯をもらうために勝手口までやって来るまでになったこの猫を置いては出かけられません。その代わり、1泊2日の小旅行を何度かは計画しております。それだけは許してね。もう1つの心配事は、「ネコが車山の冬を越せるのか?」ということでした。そこで急遽玄関周りをリフォームし、木材を買い込み、急ピッチで進めました。
ようやくリラックスした表情を見ることが出来るようになりました。白と濃いグレーのツートンカラーのネコです。見かけたら決して追いかけないでね。そっとしておいて下さいね。これは2007年の秋。眠っている隙にやっとの思いで撮影に成功。カメラを向けるとまず逃げますから。野良の血はかなり濃かったです。と言うより、完全に野生でした。でもとっても可愛かった・・・。

少し暖かい日は雪の上を歩いてあちこち散歩をしています。夜と、非常に寒い日はずっとこの部屋の自分の寝床で丸くくるまっています。早く春が来ると良いね。
玄関の土間スペース。かごの中で寝ていますが、人の気配がすると顔だけ向けてちょっと警戒しています。 我々だとわかると安心したようにゆったりしているようです。この場所では大きな声を出さないで下さいね。お願い致します。

<ところが・・・>

悲しい出来事ですが2008年の春に車にひかれ亡くなりました。野良猫としてひたむきに、一生懸命に生きているのを見てきただけに非常に悲しい、やりきれない、無念な気持ちがずーっと尾を引いていて、ついつい皆様への報告が遅れてしまいました。

車にひかれて前足を折り、頭から血を流しながらもうちの玄関まで必死の思いで這って来て、息絶えました。触ることも出来ない完全な野良猫でしたが、よほど私達に最期は会いたかったんだと解釈し、初めて体をさすってやりました。
高原に捨てられた気の毒な子猫「ニャンチ」 2008年3月25日他界す 年齢推定10ヶ月


そんな気持ちのまま季節は夏になり、忙しい季節となりました。8月にご宿泊されました猫好きなお客様から、「コロボックルヒュッテに子猫が捨てられていて、引き取ってくれる人を探していましたよ」と聞きました。これは何かの縁だとすっかり思い込み、「ニャンチの生まれ替わり」と思いました。私はすぐに見に行きました。そして「誰も引き取り手がいなかったら私が引き取ります」と告げひとまず帰りました。

夏の終わりに再び猫に会いに行ったところすでに引き取られたとのこと。ほっとした気持ちと、残念な気持ちが入り混じりました。「まあ、縁がなかったね」と家内と少ししょんぼりして家に帰りました。

それから数日経ってから、引き取り手の方から「引き取った猫が子供を生んだので1匹もらって欲しい」との連絡受けました。「こんな展開もあるのか」と、事の成り行きに驚きつつも、心は子猫に行っていました。

ニャンチが寝ていた同じ場所に今はその子猫が住んでいます。名前は「プマ」と言います。生後1ヶ月で引き取りましたので、ニャンチとは性格がまるきり正反対の、超甘えんぼです。玄関周りでうろちょろしておりますが、差し支えなければ遊んでやってください。猫嫌いな方、不快な思いをされましたらごめんなさい。捨てられたかわいそうな猫としてお許し下さい。
生後1ヶ月。胸のポケットに入るくらい小さいです。じゃれますがまだふらついています。 生後2ヶ月ですっかり猫らしくなりました。まだ体は小さいですが、高いところに登るのが好きになりました。 3ヶ月になりました。寒くても元気に庭を走り回っています。木登りも6メートル以上は軽く登ります。



生後6ヶ月になった捨て猫ぷまちゃんは雪の上も軽やかに走り回ります。プライベートスペースで飼っていますが、朝になると「早く外に出して」となきます。そして外に出ると私達の周りをついて来ます。

小さい頃からよく木に登ります。野性味たっぷりの猫です。でも私達が見ているときだけみたいです。褒めてもらいたいのでしょうね。 足冷たくないのでしょうか。外がマイナス10度以下でも、喜んで走り回っています。 近所にちょっと用事で出かけても、すぐについて来ます。全く可愛いやつです。おまえは長生きしてくれよ。

夜は私達の布団の上で寝ますが、この日だけは紙袋の中が気に入ったらしく、一晩を袋の中で過ごしていました。

この青い紙袋が今晩のベッドのようです。なかなか出ようとしません。いないな、と思い袋に手を突っ込んだら、底のほうで寝ていました。 普段はわんぱくな小僧も、何故かこの日はうっとりとしていたように思います。

プマちゃんにお友達が出来ました!なんとアナグマの子供がびすとろまほうの家の庭に現れました。頭に怪我をしていますが元気です。

名前の通り、ボクは穴を掘るのが得意です。一見タヌキみたいです。人懐っこい、愛嬌のある動物です。見かけたらいじめないでね。 プマちゃんが縄張りを主張しています。ニホンアナグマはネコ目イタチ科なので、お友達でしょ!仲良くしなさい。 はーい、わかりました。あれ?いなくなってしまったよ。どこかなあ。 あっ、こんなとこにいた!初めて見る動物に、興味津々のプマでした。

何故かマフラーをして、気取って出てきたぷま。 デッキの上でひなたぼっこ。 背中がかゆいのか、体をくねらせています。 と思ったら、寝てしまいました。

雪の日も雨の日もぷまは外でいるのが大好きです。いつも通り五右衛門風呂を焚いていたら、焚口にぷまがやってきてずっと私を見ていました。

雨の日だろうが五右衛門風呂は毎日焚きます。火を使うと家がカラっととなるから好きです。 五右衛門風呂の焚口でずっと見ていたぷまは、私が庭に出ると一緒についてきます。 あれ、どこに行くの? サークル花壇に入り、周りの様子を伺っています。

もうすぐ生後11ヶ月になる黒猫のぷま。大自然の中で育っております。

お昼寝中です。よほど遊びつかれたのか、すごい寝相。 散歩の時もジョギングをするときでもついて来てしまうぷま。でも周りの動くものにとても敏感に反応しています。 トンボや蝶を追いかけています。 おっ、この顔は何か見つけましたね。
ちょっとくたびれた、けど昆虫が気になる様子。 我々にいいとこを見せようと、木に登る。まるで黒ヒョウです。 じっとこちらを見て、「どうだ!」と言わんばかり。でかした、でかした。 おまけ画像です。うちの近くで今ウバユリが立派な花を付け、我々の目を楽しませてくれています。

ぷまちゃん11ヶ月になりました。

物陰に隠れ、獲物を狙うぷま。 少しずつ前進・・・。 逃がしたかー。悔しそうに仁王立ち。 お客様と一緒に遊ぶぷま。まだまだ子猫です。
遊び疲れちょっと木陰で休憩。びすとろまほうの家の庭をぷまは完全に掌握し、使いこなしています。 風に揺れるハンモックに興味しんしん。 庭の花を見ていると、突然ぷまがひょこっと顔を出します。びっくりしたなあ。 子猫は好奇心のカタマリ。常に何かに反応しているようです。
プライベートの部屋にて。カーテンに隠れ、そっと様子を伺うぷま。 テレビの画面の人間に興味を持っている最中のぷま。 この人だれー?と我々に問いかけます。 知らないおじさんにもこうして「ネコパンチ」。

もうすぐ1歳の誕生日を迎えようとしているぷまです。

散歩には大抵ついて来ます。遊歩道の真ん中で一休み中です。 面白いショットです。自分の足を手でギュッと掴んで寝ています。ドラえもんみたいな手でしょ。猫が物を握るのを見るのがとても好きです。たまに私の指も握りますよ!

新年早々のぷま。寝正月か。

ぷまはどこに行ったんだろう? あれ?もしや! なに、これ!? 君、こんなとこにいたのね。

ひも状のものを見せると必ずじゃれます。お客さんのカメラストラップにかみつく。もう1歳5ヶ月となりました。 わんぱく、いたずら好きのぷま。何かたくらんでいる様子。 あれ?また見知らぬ人だ。ちょっかい出しちゃおうかな。 お客さんに抱かれ、静かにしているぷま。また遊びに来てね。



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