2012年  古民家再生最終ステージと、オープンの年
5月〜の作業

数年がかりで作ってきた私達の”舞台”に
ついにお客様に見て頂く時が・・・



・2012年5月1日・・・薪ストーブ炉台の製作と庭の整備と薪集め

積む鉄平石を軽トラで再度取りに行って来ました。明日一気に積むため、今日は材料の準備に徹します。適当な形に切りタワシで洗いまとめて用意しておきます。 モルタル用の砂も砕石場で購入してきました。軽トラに積める量は限られていますので近いうちにまた買いに行かねばなりません。これだけで3日くらい持つかな? かみさんはひたすら庭の整備をしております。元々あった植物を移動したり株分けしたり、また園芸ショップで新しい苗を購入し植えつけていきます。 近所の方がワイン用ブドウを作るために畑の木を切りました。切った木を頂けるとのことで取りに行って来ました。現場までは結構急斜面で、木を積んで坂を下りる時は、ちゃんとブレーキが利くか少し恐かったです。


・2012年5月2日・・・薪ストーブ炉台の製作

今日は朝から石積み作業をしました。自然石は全て形が違っており、その石が最適な場所にスポッと納まるよう集中して作業していると、びすとろまほうの家の玄関周りに同じ手法で積んだのを昨日の事のように想い出します。 同じ大きさ、厚さのものだけだったら積むのはとても簡単です。似たような形のものは出てきますのである程度のグループ化は出来ます。この形のものはこういうところにフィットするとか、この大きさのものはこういう状態の積み方をすると映えるとか、あります。何だか人間と同じ様な気がしますね。


・2012年5月3日・・・薪ストーブ炉台の製作

今日はここまで積めました。毎日、しかも一日中同じことの繰り返しです。局所的に体に負担がかかり、時々深呼吸しないとおかしくなりそうです。でも出来上がっていくに従って気に入った空間が出来つつある過程はうれしい瞬間です。 石積みの壁はL字型になっています。コーナーの入隅の部分です。単純に直角に仕上げるのではなく、曲線的にアールをつけて仕上げてみました。ジグソーパズルのような感覚で、小さな石を寄せ集めてひとつの空間を創る。 使い切ってしまいましたので、鉄平石を再入手しました。砕石場まで取りに行きますので半日がかりです。 適当な形に「コヤスケ」という石を切る道具で加工し、バケツの水できれいに洗います。


・2012年5月4日・・・薪ストーブ炉台の製作と庭の整備

今日でようやく半分以上積めました。折り返し点は過ぎました。時間的余裕があればゆったりと時間をかけたい作業です。 車山から持ってきた珍しい山野草たち。ここでもちゃんと今のところ生き生きと育っています。 ここにも大量のゴミが捨てられていましたが、小さなゴミもひとつひとつ手で拾ってきれいに片付けました。さあ、ここには何を植えようかな? シャクナゲが咲きました。あまり花の無い季節に貴重な存在です。つぼみは濃いピンク色ですが、花が開くに従い薄い色となります。なので全体的にはグラデーション豊かな色彩となり、気に入っています。


・2012年5月5日・・・ブドウのつるのフェンス製作と庭の整備

今日は庭にバラを誘引するためのフェンスを作ります。材料はこれだけ。右が杭になる木、元々はこの家の根太でした。解体材です。左が近所のおばさんに頂いたブドウのつるです。 まずはフェンスを設置する位置を決めます。決めたら地面に杭を打つ位置に印をしておきます。杭となる根太には古い釘がまだ残っていますのでそれらをバールなどで取り除きます。それから地面に打ち込むため、下になる端をチェンソーで鉛筆を削るように尖らせます。あとは位置決めした場所にカケヤで打ち込むだけです。ぐらつかないようにしっかりと埋め込みます。 打ち込んだ杭にブドウのつるを固定してフェンスの骨組みが出来ました。全体のバランスを見ながらこれに更につるを取り付けて完成です。このフェンスの真下にツルバラの苗を、左右両サイドにはクレマチスの苗を植えました。 表から庭の中へと続く飛び石のアプローチの続きを設置しました。これらの飛び石も敷地内に捨ててあったものを使っています。


・2012年5月6日・・・薪ストーブ炉台の製作と庭の整備

さあ、今日は炉台の続きです。昨日1日違う作業をしたせいか、体が少しだけ軽くなったみたいです。この勢いで本日はここまで積むことが出来ました。あと1日ほどで完成かな? 庭に別ルートの飛び石の遊歩道を作っています。将来はうっそうとした庭にしたいので、歩く場所をしっかりと決めておきます。小さな山野草もあちらこちらに植えましたので踏ん付けないためにもね。 飛び石の周りにも苗を植えつけています。購入したものや、敷地にあったものを株分けしたりして、繁った姿をイメージして植え付けています。思い通りになりますかどうか・・・。 ぷまちゃんが近所のおばさんの家の屋根に乗っていました。車山の大自然の中で育ち、森や野生動物しか知らなかった彼は今里山での生活に少しずつですがチャレンジしているようです。見守るしかありません。


・2012年5月7日・・・ベリー類の購入と砂の購入

GW中に畑に植え付けるものをあれこれ考えておりました。専業農家ではないのでなるべく時間的負担の無いものを選びたいからです。そこでとりあえずはベリー類を植えようと思いました。作業負担も無く、収穫した実はデザートや料理はもちろん、ジャムにすれば翌年の収穫時期まで楽しめると思ったからです。ネットで調べて松本市に面白い苗屋を見つけ早速行って来ました。松本なら近いと思ったのが間違い、少し道に迷ったせいか3時間もかかってしまいました。往復時間と現地にいた時間だけでサラリーマンの1日の就業時間です。東京から新幹線で大阪まで行けるではありませんか!長野県って結構県内移動は大変です。近くて遠い! この日に松本の苗屋で購入したのはこの画像のマルベリーというクワの苗と、前の画像のシーベリーという木の苗です。現在のうちに植えたベリーは、ブルーベリー、カシス、フランボワーズ、ブラックベリー、ジュンベリー、マルベリー、ハスカップ、いちごです。これらの実をふんだんに使ったタルトを是非作ってみたいとずっと思っていました。ベースにひくカスタードもしっかりとアルコールを入れて。想像しただけでよだれが出てきます。そうそう、タルトで思い出しましたが、ルバーブを贅沢に使ったタルトも是非作りたいアイテムです。ルバーブの苗を探さないと・・・。 軽トラ満載で買ってきた砂も無くなってしまいました。なので松本市の苗屋の帰りに砕石場に行って砂を購入してきました。時間がもったいないので有効に使います。小さいのに軽トラって便利でしょう。この砂で薪ストーブの炉台を完成させます。 今日は買出しの日になってしまいました。全く作業が出来ないのもシャクでしたので炉台に積む鉄平石の準備を、五右衛門風呂を焚きながら日が暮れるまでやりました。とにかく時間があまりありませんので、少しの時間も有効に使う様工夫せねば。そろそろ皆様から「いつオープンなの?」と言うお問合せを承っております。希望的予定は7月中旬を考えており、ご予約開始をその一ヶ月ほど前からさせて頂こうかと思っております。そのうちにトップページにてお知らせさせて頂きますね。ご迷惑おかけ致しますが今しばらくお待ち頂きます様お願い申し上げます。


・2012年5月8日・・・ハスカップ、シーベリーの植え付けと薪ストーブ炉台の製作

昨日購入したシーベリーの苗を畑に植え付けました。今年は試験的にオス2株とメス2株です。苗はこんな感じです。まだ30cmくらいです。 こちらは数日前に植えたハスカップの苗です。ハスカップはアイヌ語で正式にはクロミノウグイスカグラと言います。黒っぽい小さな実をつけます。ほとんど原種です。北海道から購入しました。この植え付けに関して、昨日行った苗屋で注意事項を聞いてきましたので、一度苗を掘り返して再度植えつけました。ピートモスをいれないとダメとのことでした。なので約30株すべて掘り出して、ピートモスを入れて再度植えつけました。 こちらがハスカップとシーベリーを植え付けてある畑です。トラクターで耕起しないナチュラルガーデン(と我々は勝手に言っています)です。 今日は畑仕事で1日がほとんど終わってしまいました。夕方から明日の炉台製作のために充分に鉄平石の準備をしておきました。これで明日には炉台のほうは完成・・・かな?これも希望的予定。


・2012年5月9日・・・薪ストーブ炉台の製作と庭の整備

今日は朝から飛ばしています(笑)。昨日までに材料の鉄平石を用意していましたので、今日はモルタルをこねて積むのみです。積んで積んで積みまくりです!テンション上がりすぎて私壊れそうでした。これはお昼過ぎの画像、もうあとわずかです。 ついにダイニングルームの薪ストーブ用炉台が完成しました!ようやくストーブが設置できます。この部屋に関しましてはまだ照明用の電気配線がありません。夜は当然真っ暗です。ダイニングテーブルもまだ気に入ったものが捜せていません。急がねば。 超特急で作ったにもかかわらず、仕上げの状態は結構気に入っています。是非見て下さいね! 炉台の完成の余韻に浸っている間も無く、雨が降ってきましたが庭仕事に取り掛かります。ここにちょっとしたアクセントをつけたく、小高い丘の様な花壇を作ります。何となくのイメージはありますが、具体的な絵はまだ頭にはありません。作業しながら考えます。一輪車に積んでいますのは比較的大きな鉄平石です。まずは正面側から積み始めました。さあ、どうなることやら・・・。


・2012年5月10日・・・庭の整備と露天五右衛門風呂の製作

庭のアクセントにすべくこんな形に石を積んでみました。あまり斜めに土を盛ると雨で流れるかなと思いましたが、ひとまずこれで様子を見ます。 庭の土の一部を畑の肥沃な土と交換しました。まず畑に大きな穴を掘りその土を庭に運んで積んでおきます。そして庭の良くない土を掘った穴に埋め戻しました。 今日はまた穴掘りです。ここにお客様用のお風呂を設置します。屋外の五右衛門風呂にするつもりです。つまり”露天五右衛門風呂”というわけです。洗い場は屋内です。従いまして内湯はありませんので、ご了承下さいね。勝手な私の好みですいません・・・。 車山の野生動物しか知らなかったぷまは家の周りにいる野良ネコをよく追いかけます。お互いにらみ合ってすごい鳴声を発しています。いつもハラハラしてしまいますが、今日は数箇所から出血して帰ってきました。心配そうにいつもぷまを見守るかみさんです。


・2012年5月11日・・・露天五右衛門風呂の製作とキッチンガーデンの整備

作業ばかりでは本当に本業を忘れてしまいそうになりますので、時々美味しいものを食べて舌の維持に努めなくてはなりません。信州にもいくつか美味しいお店はあります。 今日は上田市のレストロ凛さんに行って来ました。車山時代にも時々行っておりました。茅野市のレポンムさんとここは良く行きます。とても基本に忠実で誠実なお皿です。 さて、お腹も堪能しましたし作業を続けるとしますか。五右衛門風呂を設置する位置に穴を掘りましたが、そこにまず大き目の石を入れます。そしてよく叩いて転圧をします。 次に小さい砂利を入れてまた転圧します。転圧する道具は丸太に棒を取り付けただけの簡単なものです。なるべく大掛かりな機械、装置は使用せず、手作業を基本にしています。っていうか持ってないだけ(笑)。
まず初めに並ぶべきレンガを置いてみます。製作に当たり完成イメージを持つことも大切ですね。 浴槽も無事に届きました。今回は四角い形ではなく、昔ながらの丸いタイプです。レトロ感を出したかったのですが、快適さも同時に欲しかったので、入浴しやすい小判型(長細い円)でさらに浴槽の内側にはホーロー加工が施されています。 キッチンガーデンに色々な野菜の種や苗を植えるかみさん。耕起しない畑ですので(雑草と共生する畑)、まめに雑草管理をしなくてはなりません。苗が隠れてしまうようになればカマで草を切り取ります。 明日の朝は最低気温3℃とのことですので、寒さ除けをしておきます。


・2012年5月12日・・・露天五右衛門風呂の製作と床ワックス掛け準備

今日から本格的に五右衛門風呂の製作に取り掛かります。まずはスタートのブロックを置きます。初めが肝心、水平をしっかりと出します。緊張で身が引き締まります。 モルタルが乾いてしまいますので、左官仕事はスピードが肝心です。一気に火床となる部分を作ります。真っ直ぐになるため水糸をひいておきます。 今日はここまで出来ました。前回より少しは慣れたせいか早いでしょ。使用していますのはもちろん耐火煉瓦です。ホームセンターで購入しました。外は周りが開けていますので作業しやすいです。 ダイニングの薪ストーブの炉台が完成しましたので、床のワックス塗りをします。そのために養生のため床の上にひいてあった段ボールを剥がし、床をきれいに掃除しました。これでいつでも塗れます。


・2012年5月13日・・・ダイニングの床のワックス塗りと庭の整備

ダイニングの床にワックスを塗ります。塗るのはアウロ社のフローリング用ワックス。じっくりと作業していましたらこれだけで夕方までかかってしまいました。 コテバケという道具で塗ったのですが、目地にはワックス剤が入らないので、あらかじめ小筆で目地の中を塗っておき、後でコテバケで塗りました。コテバケは広い範囲が一気に塗れますが、刷毛の方が良かったかなと今更ながら思っています。 玄関前のスペースにノコギリソウやクリスマスローズ、ミントなどの苗を植えつけました。元々ここは車が出入りしていたところで、土も固く雑草も生えていなかったところです。大工さんが来ていた頃は材料や道具の積み下ろしに玄関先まで車をつけていました。 ルバーブを栽培したくて苗をずっと探していました。とうとう見つけました!しかも赤色のルバーブです。お店にあった13株ほど全部買っちゃいました。


・2012年5月14日・・・太陽光発電設置の準備とハスカップのポット上げと五右衛門風呂の説明

明後日から太陽光発電の工事が始まります。それに使う板を室内の色に合わせるためにあらかじめ着色しておきます。今回は柿渋に松煙があらかじめ混ぜてある商品を試してみました。 ハスカップの苗を購入したら種から出たばかりの苗をサービスで頂きました。それを一つ一つポットに移しました。1年間はこの状態で育ててみます。ほとんど原種の植物だそうで、実のつきが少ないのでたくさんの株を植えないと充分に収穫できないため、これらも育てて畑に植え付けたいと思います。 びすとろまほうの家を購入された若いご夫婦(ゲストハウスコロモデのオーナー夫妻)がお出でになり、五右衛門風呂の構造を見ていかれました。ご夫妻も五右衛門風呂がお好きで、仕組みを勉強されたいとのことでした。


・2012年5月15日・・・プライベートの塗装と畑の管理

プライベートの部屋の一部未塗装だった箇所の塗装を行いました。大工さんの木工事で、間取り変更のため穴が空いた柱等の穴の中の塗装が後回しとなっておりました。ズルズルと伸ばしておくのも気持ち悪かったので、思い切って作業しました。 こちらは床の間ですが、艶がなくなってみすぼらしくなっておりましたので、フローリング用ワックスを塗ってみました。するとこんな感じとなり、結構良いかも知れません。 今日は午後からは畑仕事です。そろそろ草がかなり伸びてきていますので、まずは草刈をしました。その後にかみさんはサツマイモの苗を、私はルバーブの植え付けをしました。ご覧のとおり畑は耕さず苗の周りだけ深く草を刈り込み、自然に育てます。草に負けずに逞しく育ってくれ!そして力強い味のルバーブになってくれ! これが植え付けたルバーブの苗です。かわいいでしょ。今日は雨なのでちょうど良かったです。それでもまだまだ畑が埋まりません。作付けしていないスペースの方が多いです。今年は草刈で終わりそうかな?


・2012年5月16日・・・露天五右衛門風呂の製作と太陽光発電設置と庭の整備

久しぶりに五右衛門風呂の作業が出来ます。何かとやるべきことが多くてひとつの事に集中できませんね。でも人生ってこんなもんですよね。サラリーマン時代も考えたら同じでした。器用に頭を切り替えなければ。 今日から太陽光発電の設置工事が始まりました。まずは既存の屋根瓦の一部をはがし、パネルを取り付けるための専用瓦に交換です。 鉄平石で作ったガーデンにハスカップとルバーブの苗を植え付けました。畑だけでなくいつも間近で見たいのでここに植えました。 何種類かのギボウシの苗を購入しました。庭にはギボウシエリアがあります。しっかりした見応えになるには3年くらいかかるかな?


・2012年5月17日・・・露天五右衛門風呂の製作と太陽光発電設置

五右衛門風呂作り3日目です。今回は前回のプライベート用のお風呂の時と比べ圧倒的に作業速度は速いです。それでも要所の寸法決めには慎重になります。左官仕事は取り返しがききにくいですからね。 五右衛門風呂を後ろから見たところ。お客様はこちら側から入ります。両サイドのブロック積みは五右衛門風呂の煙道と外壁の両方を兼ねています。 屋根瓦を所々アルミの支持金具付軽量瓦と取り替えます。色が薄くなっているところがそうです。うねっている瓦屋根にピタッときれいにパネルを並べるため、取り付けステーの微調整がとても大変そうです。しっかりと時間をかけて作業して頂いております。 最近知り合ったおじさんが仕事で伐採した薪を持って来てくれました。軽トラック4台分です。ありがとうございます。でもこれ割るのいつになるのでしょうか。今は中々時間が取れない・・・。


・2012年5月18日・・・露天五右衛門風呂の製作と太陽光発電設置

ついに窯に浴槽が乗りました。重量は100kg近くあります。かみさんに手伝ってもらいました。力持ちの頼りになるパートナーです(笑)。 浴槽を乗っけたのは良いですが、排水口周辺が一部干渉しましたので浴槽を傾けてグラインダーで削りました。 うまく収まりました。底面をモルタルで固定し排水パイプを取り付けました。浴槽が乗ったら今度は煙道作りの開始です。五右衛門風呂にとって煙道はとても重要な要素だと言うことを前回の製作で理解しましたので、今回もよく考えて確かな煙道作りを実施したいと思います。 太陽光発電のほうはようやくパネル取付です。古民家によくある”屋根のうねり”がありましたので、パネルを同一面にきれいに並べるために相当な余分な手間を職人さんにかけてしまったようです。こちらの長野市からいらして下さる屋根屋さんはいやな顔ひとつせず、黙々と仕事をこなされておりました。本当に誠実で実直な素晴らしい屋根屋さんでした。うちに関わった職人さんの中でダントツ感激した方でした。是非お勧めしたい職人さんです。


・2012年5月19日・・・露天五右衛門風呂の製作と草刈機の部品交換

煙道作りです。画像は焚口向かって左側の掃除口を施工しているところです。この四角い穴から定期的に煤などを取り出して掃除します。 焚口と反対側の煙道です。今回は丸い浴槽ですのでちょっと作業は面倒です。浴槽の外寸に合わせてブロックを並べていきます。 排水口周辺の造作も完了しました。ここに受けを作り設置されている排水パイプにつなぎます。 そろそろ畑の草が伸びてきました。割と頻繁に刈る必要がありそうです。昨年から草刈機のアクセルの調子が良くありません。どうやらアクセルワイヤーが錆び付いて動きが悪いのです。取り寄せておいたアクセルワイヤーを本日お店に取りに行き交換しました。おかげで動きがバッチリとなり、新品同様となりました。


・2012年5月20日・・・露天五右衛門風呂の製作と種蒔き

今日は反対側の掃除口を作ります。そのために地面を掘り砕石を入れます。砕石の上にモルタルを流し込み、まずは土台になるべく大きな石をひきます。 掃除口の下に石を3つ敷きました。これで準備はバッチリです。この上に掃除口を作っていきます。 向かって右側の掃除口が完成しました。ここまでは直接炎は来ませんので耐火煉瓦でなくても良いです。 中央の焚口、左右の掃除口、煙道作りも後半戦になってまいりました。
焚口の反対側、つまりお客様が入浴する側から見たところです。段々とお風呂らしくなってきましたでしょうか? 焚口の反対側から煙道を仕上げていきます。モルタルはケチらずたっぷりと使います。ここにも鉄筋を入れて補強をします。 暖かくなってきましたので今日はカボチャとうずら豆の種を蒔きました。本葉が出ましたら畑に定植します。 直接畑に蒔けるのですが、ここは乾燥したところですので芽が出るまでは時々水遣りが必要ですので、まずはポットで庭で育てます。


・2012年5月21日・・・露天五右衛門風呂の製作

煙道作り真っ最中です。今日は実に多くのモルタルを使いました。ミキサーはありませんので手で捏ねます。疲労が腰にきます。なるべく背筋を真っ直ぐにして作業すると幾分楽です。 やりました!煙道作りついに終了です。あと煙突を立てたらもうお風呂沸かせます。五右衛門風呂の機能としての製作はこれで終了です。この後は快適に入浴するための造作です。 掃除口上に取り付けられた煙突受けです。ダンパーが内蔵されていますが、ほとんどいつも開けっ放しですので必要無いかな。煙突をここに差し込んで立ち上げます。 今日は日食でした。専用めがねはありませんでしたので、着ていた上着を顔までめくり上げ観察しました。朝庭に出た時はすっかり忘れていましたが、「いつもと比べなんか薄暗いなあ」とつぶやいた瞬間思い出しました。


・2012年5月24日・・・露天五右衛門風呂の製作

2日間愛知県の実家に帰っておりました。なので作業は出来ていません。時間との闘いですので今日もガンガン進めていきます。煙突受け周辺をモルタルで仕上げました。昨日の状態では少しぐらついていましたが、これでもう完璧です。 煙道作りが前回で終了でしたので今日からはエプロンの製作です。エプロン部分は無くてもお風呂には入れますが、通常は作ります。 山奥の一軒家でしたらこれでほぼ終了でもいいのですが・・・。 今日はここまで作りました。前回に比べかなり早い進捗状況です。まだ正味10日間もかかっていません。近いうちにもうひとつ作ることがあればもっと早いことでしょう。どなたか庭にでもお作りましょうか?


・2012年5月26日・・・露天五右衛門風呂の製作と畑の草刈

石の板もグラインダーを使えばご覧のとおり自在に切り落とせます。これは御影石の板で薪ストーブ炉台に使った際、余ったものです。 浴槽のエプロンを作り、浴槽からのラインをモルタルで丁寧に形作りました。後日仕上げ作業を行います。いわゆるお化粧です。お化粧でどんな風になるのかはお楽しみにね! キリがいいところで入ってみました。もちろんお湯はまだ入っていません。そしたら近所で畑仕事をしていたおばさんがクワを持って見に来ました。外ですのでやはり気分は爽快ですね。 ハスカップを植えてある畑の草刈に行ってきました。ゆっくりですが元気に育っているようです。心配なのはシーベリーで、葉っぱが少し黄色くなってしまっています。


・2012年5月27日・・・露天五右衛門風呂の製作と畑の草刈

五右衛門風呂は出来ましたので、今日からはその上の屋根部分の製作に取り掛かります。雨が降ってきたとき濡れるといやですよね。浴槽の上のみ屋根をかけます。まずは柱になる部材を解体材の中から選び出し、きれいに掃除します。100年前の施工時に完全に木の皮を剥いていないものがあり、今こうして私がその続きを行っています。 また、解体材なので当時の釘が刺さっています。きちんと古い釘をバールで抜きます。これら余分な手間がかかりますが、資源を無駄にしないことと、木は古いほうが味があるので気になりません。 今日はここまで出来ました。五右衛門風呂の上に4本の柱を立て、梁を渡して骨格を作り始めました。 建物の解体時に剥がした古畳を畑に持って行き、ハスカップの畝間に敷きます。歩きやすくなりますし、そのうちに堆肥にもなります。ルバーブの畑とまだ何も植わっていないその隣の草刈を行いました。そのうちにここにはカボチャと数種類の豆を植える予定です。


・2012年5月28日・・・露天五右衛門風呂の製作と給湯配管の修理

五右衛門風呂の屋根の骨格が出来ました。昨日渡した梁に垂木を取り付け、ポリカ波板を貼るための下地を組みました。下地はあらかじめ地上で柿渋を塗っておきました。 五右衛門風呂の壁の下地組みも終了です。後は壁材となる羽目板を貼っていくのみです。この作業は最後の作業となります。今貼ってしまっては今後の作業の邪魔になりますし、傷ついたり汚れてしまいかねないからです。 GW前にようやく設備屋さんが来て給湯配管をやり、ようやくお湯が出るようになりました。昨年の秋に終了すべき作業が何と半年もかかっています。理解しかねる業者さんです。やっとお湯が使えるかと思いきや、数箇所でお湯が出ないのです。クレームしようにも電話が繋がらない。事務所に行くと空っぽ。GW明けに連絡するもようやく本日現れ作業をしました。簡易修理をし、しばらく様子を見てくれとの事。 庭は現在こんな感じとなっています。元々あったツツジが順番に咲いて目を楽しませてくれています。びすとろまほうの家の庭とはスケールが違いますが、なるべく自然な、信州っぽい庭を目指して作っているところです。長い目で見て下さいね。


・2012年5月29日・・・露天五右衛門風呂の製作と裏庭の草刈

屋根下地にポリカ波板を貼りました。これで雨の日に五右衛門風呂に入っていても濡れなくてすみます。 構造体の補強のため筋交いや斜め材を入れて頑丈にしました。ひとまず屋根の造作は壁の羽目板取付を除いてこれで終了しました。次のステップに進むことにします。時間が無いのでどんどん先に進みます。 次は露天五右衛門風呂の周辺を囲う塀の製作です。まずは塀の基礎となる自然石を敷地内から集めてきました。大きいものが多くて運ぶのに苦労します。大きい石の作業が続くと、次の日は膝や手首が傷みます。でもそんな事は言ってられませんので、使えそうなものを転がしてきました。 雑草がぐんぐん伸びる季節となってまいりました。五右衛門風呂作りの作業だけをしているわけにはいきません。家の周りの雑草を刈りました。


・2012年5月30日・・・露天五右衛門風呂の製作

洗い場がある屋内から露天風呂に出る箇所に大きな踏み石を設置したいと思い、一番大きな石を選んで移動しているところです。足の上に転がらないよう、建物にゴロンとぶつからないよう慎重に作業しました。歯を食いしばっているのがお解りになるでしょうか。 塀の柱を立てるための基礎となる自然石を選び、真っ直ぐ引いた水糸に沿って並べていきます。柱を立てる石はなるべく平面が出ていませんといけないので、この時点でしっかりと見極めておく必要があります。 何とか本日中にほとんどの石を並べ終えることができました。作業内容や手順はその都度考えながらです。こういった仕事は職人さんでなければまず経験がありませんよね。考えて立ちつくしているいる時間が結構あります。1本だけ柱を立てることができました。この瞬間はとっても嬉しいです。 明日立てる柱を今日のうちに現場に運んでおきました。これらはすべて古民家を解体した際に出た材料です。明日は何本立てる事が出来るでしょうか。なるべく頑張ってたくさん立てたいものです。


・2012年5月31日・・・露天五右衛門風呂の製作と畑の草刈

塀となる骨格の柱を6本全て立て終えました。機械で一律に加工した現在の木材とは違い、1本1本全て太さや形状が異なっています。まるで生き物のようです。柱だけ1本1本見ていても飽きないのです。 ジャガイモが植え付けてある畑です。雑草と共に逞しく育っています。右がジャガイモの苗で、周りは雑草です。雑草と競争することでより力強い固体となるような気がしませんか。完全にジャガイモの苗が隠れるくらい雑草が伸びていましたので、草刈をしその後土寄せをしました。 かみさんもせっせと鎌で苗の周りの草を刈り込んでいます。 ここはハスカップとシーベリーが植え付けてある畑です。ハスカップは何とか今のところ順調ですが、シーベリーがどうも元気がありません。少し葉が黄色くなっています。何とかこの環境に馴染んでくれればいいのですが・・・。黄色い帯状のはうちにあった古畳です。苗と苗の間の歩く道としてひきました。畑の地主さん、勝手なことしてすいません。


・2012年6月1日・・・露天五右衛門風呂の製作

昨日立てた柱に横方向に角材を渡して骨組みを作ると共に、塀となる板材の取り付け下地とします。今回使用した柱は古民家解体時の梁や柱で、横に渡したのは古い敷居や鴨居です。廃材を有効に使いました。段々と古材のストックが減ってきてスッキリしてきました! 薪小屋などと違って梁や垂木が付かないためがっちりとした構造とするのにより太い材料を使うようにしました。材料が太いと何だか見た目にも安心しますね。 6本の柱はすべて大きな自然石の上に乗っています。薪小屋もウッドデッキも、そしてこの母家もこの構造です。 柱にしっかりと取り付けられた横の構造材。作り始める前は筋交いも入れる予定でしたが、この状態で充分の強度でした。馬小屋としても使えるかもしれません。
キッチンガーデンで初めての収穫野菜です。雑草の中で逞しく育った野菜はどんな味がするのだろう?早く食べてみたいです。 サラダにするための青菜類も収穫出来ました。気のせいか葉っぱの一つ一つが厚いような気がします。 早速朝のサラダとして食べました。朝採りして30分後には胃の中に・・・。うん、やはり味は濃いかな?耕起せず、肥料を入れず、雑草と共に育てる野菜。 F1種でなく、在来種の豆とカボチャの種を蒔きましたが、芽がやっと出てまいりました。この瞬間はやっぱり嬉しい。


・2012年6月2日・・・露天五右衛門風呂の製作

塀の骨格が出来上がりましたので、そこに板材をひたすら貼ってゆきます。板材はこの家を解体した際に出た床板です。先端をとんがりに加工して貼り付けます。 隣同士の板を少し重ねて左から順番に貼っていきました。 ぐるりを全て貼り終えた状態です。 外からの出入りの為のドアを作りました。元々あった雨戸を半分くらいの幅にカットして、角材を取り付けた幅の狭いオリジナルドアです。兆番を取り付け開閉できるようにしました。


・2012年6月3日・・・露天五右衛門風呂の製作

洗い場からドアを開けると露天の五右衛門風呂が現れるのですが、その通路部分の目隠しのために羽目板を貼っていきます。 露天のお風呂となりますとプライバシー性が大切です。きっちりと隙間無く外からの視界を遮らねばなりません。いくら田舎だからと言っても落ち着いて入浴できないのはナンセンスです。 浴槽の周囲も羽目板で囲いました。 浴槽の壁の部分を外から見たところです。羽目板の中には節が抜けていたりして隙間がある箇所がありましたので、板を貼り付けて光が漏れないようにしました。


・2012年6月4日・・・露天五右衛門風呂の製作と畑の管理

五右衛門風呂の囲いの塀を柿渋塗装しました。塀の向こうに見えていますのは山の稜線です。 塀の外はこんな感じになっています。 浴槽の周辺の壁は柿渋ではなく、アウロという自然素材の塗料です。ここは水がかかりやすいのでそうしました。 夕方にカボチャの苗を植え付けに行きました。庭先でポットに種を蒔き、双葉が出たところです。
畑に植え付けられたカボチャの苗。 カボチャの苗を植え付けた畑です。ここも耕起をしないナチュラルガーデンです。どこに植えたか解りませんよね。 ハスカップ畑では少しずつですが苗が育っております。このまま順調に成長してくれるでしょうか?何せ夏の暑さに弱い植物です。 今朝キッチンガーデンで収穫して朝食に並んだ野菜たち。新鮮に”超”が付きます。


・2012年6月5日・・・露天五右衛門風呂の製作

プライベートのウッドデッキの再塗装をしました。2度木タールを塗りましたが、あまり良い仕上げにはなりませんでした。今回はアウロの自然素材塗料を使用します。 五右衛門風呂の仕上げを行います。ブロックで作った浴槽のエプロン部分に仕上げのお化粧を施します。 お化粧後の様子はこんな感じになりました。ホワイトセメントに砂と色土を混ぜて作りました。それを左官鏝で仕上げます。土っぽくてなかなか良い感じでしょ。 浴槽の前の中庭に飛び石を置きました。置く位置を微妙に調整・・・しているつもり。


・2012年6月6日・・・露天五右衛門風呂の製作

昨日お化粧をした浴槽の前の石をモルタルで固めました。この石が浴槽に入るための階段となります。タイルなどよりもより自然な空間が好きです。 砕石を軽トラに満載で購入。積載オーバーで車がフラフラして恐かった。 砕石を降ろしたらすぐに今度は砂を購入。砕石場まで車で約1時間かかりますので、買うだけで半日費やしてしまいます。 購入してきた砕石を露天五右衛門風呂の中庭の石の間に詰めて、しっかりと叩いてがっしりとした中庭を作ります。


・2012年6月7日・・・土間玄関壁の漆喰塗りの下塗りと露天五右衛門風呂の製作

土間玄関入って正面の壁は少し変わったことをしようと思っていますが、まだ手をつけていませんでした。画像右の壁は普通に漆喰塗りに結局します。左はじっくり考えてから施工することにします。 取りあえず両者共に漆喰用の下塗りを施しました。 中庭の石の間に詰めた砕石の上にさらに砂利を敷き詰めて踏み固めました。これだけでも良い感じですが、仕上げに磨きがかかった黒い石を敷き詰めて完成とします。この黒い石はびすとろまほうの家の大切なリピーターさんから頂いた貴重なものです。新しい場所でまた皆様に見て頂きたく思います。 キッチンガーデンの野菜たちはすっかり大きく育って参りました。おかげで毎朝新鮮なサラダを腹一杯食べることが出来ています。まず朝起きたら新聞を取って、キッチンガーデンに行き色々な葉っぱやエンドウ、イチゴを収穫して家に入ります。私が今日の作業の準備をしている間に朝食が出来ます。結構気に入っている1日の始まりです。


・2012年6月8日・・・物置の整理とパーゴラの製作

物置の奥に無造作に重ねて置いていたボードを、物置を有効に使うべく天井に縛り付けました。長野県に来てからは一度も出番がありませんが、どうしても捨てられず、引越しの度に連れて来てしまいます。私の青春時代の大切な友人なので、眺めているだけでも気持ちが高揚してきます。 ボードを片付けた勢いで、ゴチャゴチャだった物置のものを少しはまともに整理しました。棚がありませんので整理は出来ませんが、時間が出来たらそのうちに収納棚を作るつもりです。まずは歩きやすいように物を並べ替えました。結構な量ありますのでこの作業にかなり時間を費やしてしまいました。 玄関の前に植物を絡めるためのパーゴラを作ろうと思います。解体材にまだしっかりとした柱が残っておりますので今回はそれを使います。まずは柱の端に鉄筋を打ち込みます。 今日キッチンガーデンでこんな形のイチゴが収穫されました。ネコの手みたいでかわいいでしょ。


・2012年6月12日・・・浴室洗い場の製作、階段の製作とパーゴラの製作

浴室洗い場の床がまだ全く出来ておりませんでしたので、一昨日から作り始めました。水が流れるところですので、床の勾配に気を付けながらの作業です。真ん中の丸いのが排水口ですので、これに向かって緩やかに床に傾きをつけるのです。 まずはモルタルでタイルと自然石を固定します。自然石は露天の浴槽に行くドアの手前に埋め込みました。 プライベートのウッドデッキ脇に、ウッドデッキに上るための階段を作りました。これで楽にデッキにアクセスできます。 パーゴラの柱を4本立てました。柱を立てた場所には元々大きな自然石が配置されておりましたので、その石に穴を開けて柱を立ててあります。おおよその垂直を出しておき、仮の支えの棒をセットします。


・2012年6月13日・・・浴室洗い場の製作と太陽光発電開始

タイル、自然石、モルタルで作った洗い場の床の目地の化粧仕上げをしました。ホワイトセメントに砂と色粉を混ぜたものを目地に鏝で詰めていきます。根気の要る作業です。こういった根気の必要な作業の場合はラジオを聴きながらだと気が紛れて良いと思います。私の場合は効率よく作業できます。 床面全て目地を入れ終えました。肩凝ったー。でも中々の出来に自己満足して悦に入ってます。毎日毎日朝から日が暮れるまで自分なりに全力で動いているつもりですので、夕方今日の作業を振り返るときがとても充実感を感じ、好きな瞬間です。完全に自己満足の世界! 着色のモルタルが少し余りましたので、露天五右衛門風呂の外壁の一部に化粧仕上げとして使いました。残っていたホワイトセメントは全て使い切り、フランスで購入してきた自然素材の色粉はもう後わずかしか残っていません。 中部電力の電柱工事待ちで、屋根に発電セルが乗ってから約1ヶ月経った今日ようやく発電が開始致しました。先日入梅したばかりでちょっと悔しいです。右が今回追加された発電用のメーターです。


・2012年6月14日・・・パーゴラの製作とプライベート五右衛門風呂の整備

柱に梁が乗りパーゴラらしいシルエットになってきました。 正面から見ますとこんな感じとなっています。 昨年作ったプライベート五右衛門風呂の焚口に、少しですがガタが出てきましたのでモルタルでしっかりと補強を施しました。ここはとにかく機能としての製作で作業が中断しておりましたので、ちょうど良い機会でしたので少しだけ仕上げに近づく作業をしました。 キッチンガーデンでイエローラディッシュが収穫されました。サラダでポリポリ頂きました。


・2012年6月15日・・・パーゴラの製作とプライベート風呂のフタの製作

今日は午前中用事で出かけておりまして作業は午後の半日のみでした。 パーゴラ作りの追い込みです。斜めの材を入れることで、横方向と前後方向の揺れを無くしました。 こちらは正面から見たところです。ここまでくれば骨格としてはもうしっかりとしております。手で押したくらいではビクともしません。 以前購入しておいたサワラの板で、プライベートの五右衛門風呂のフタを製作しました。製作と言いましても材料をある長さで切ってペーパーをかけただけですが。


・2012年6月16日・・・2F吹抜けの間仕切りの製作

2F吹抜けのプライベートエリアとパブリックエリアを分ける造作を行います。何となくのイメージはありましたが、現場で腕を組んでいて今日思いついた方法で行きます。 2枚の板に(これも解体材)穴を空けます。大きさは約φ50mm。 大きな穴はドリルではなくこのような工具で空けます。確かカップソーって言ったっけかな。今まで使った事が無かったので、さっきホームセンターで買ってきたばかりです。 車山のびすとろまほうの家時代と違うのは、平らな場所が多いこと。なので何かと色々な作業の段取りはよりし易いです。作業時間も短縮されるはずですね。


・2012年6月17日・・・パーゴラの製作と2F吹抜けの間仕切りの製作

パーゴラの製作は最後の工程となりました。普通は真っ直ぐに取り付けるべき材を、斜めに取り付けてみました。普通が嫌いな、へそ曲がりおじさんですので。 下から見ますとこんな感じとなりました。後は着色だけです。 2F間仕切り用の材料を着色しました。塗料を乾かしているところです。 サワラの板材が残っておりましたので、浴室洗い場用の椅子なんぞを作りました。水がかかるところにはサワラは最高です。


・2012年6月18日・・・パーゴラと風呂椅子の塗装と吹抜けドアの製作

昨日完成したパーゴラに早速着色をします。梅雨なのにほとんど雨が降りませんので、外の作業には大変に助かります。 お風呂の椅子も同じ色で塗装しました。 玄関上の吹抜け部分のプライベートとパブリックを分けるドアを作ります。元々この家にあった雨戸を加工して使うことにします。まずはホースで水道水をかけてキッチンスポンジで擦って埃や汚れを取り去ります。乾いたら、希望のサイズに合わせるため雨戸の縦と横を丸ノコで切断します。 枠に新しい角材も一部使い一回り小さなドアが完成しました。明日使いたいので今日中に塗装します。


・2012年6月19日・・・2F吹抜けの間仕切りの製作と吹抜けドアの取り付けと廊下のドアの取り付け

田舎暮らしの師匠根岸さんの竹林で切らせて頂いた真竹を格子状に組み、間仕切りとしました。良い雰囲気が出ていると思います。 good job! その間仕切りの隣に昨日作ったドアを取り付けました。古い建具ですので、新しい物には無い空気を創ってくれます。 2F廊下のドアの取り付けです。このドアも元々この家に使われていたものです。割と痛みが少なくサイズもちょうど良かったので、加工をせず柿渋だけ塗ってこのまま使いました。 本日ダイニング用のテーブルセットを購入しましたが、アメリカサイズで、特に椅子に座りますと足が浮いてしまいます。これは快適では無いと思い、テーブルの足と椅子の足を数センチ切り落としました。


・2012年6月20日・・・廊下ドアの鍵作りと畑仕事

余っていた木っ端で2F廊下ドア用の鍵を作りました。この穴にドアに取り付けられた棒を入れて施錠します。昔の日本家屋の建具はこんな構造が多かったように思います。新婚当時愛知県幡豆町の海っぺりで住んでいた時も借りていた家はこんな鍵が付いておりました。 着色して取り付けました。どうぞ現場でお確かめ下さいね。 雑草が生い茂るナチュラルな畑で育った逞しいカブです。今日の夕食に頂きましたが、かじった途端「美味い!」と叫んでしまいました。何この甘さ!? ジャガイモの葉っぱが一部雑草に隠れてしまいましたので、草刈を行いました。畑と言うと普通は茶色い土に野菜だけが緑色ですが、うちの場合は茶色の部分はありません。野菜が植わっていないところはすべて雑草なんです。こんな我流のワイルドナチュラルガーデンは、耕運機を使う慣行農法に比べ手間がかかることがわかりました。


・2012年6月21日・・・玄関周りの漆喰塗りの為のマスキングと未塗装部分の塗装

そろそろ家つくり作業も一段落の兆しが見えてきました。今日は玄関周りの漆喰塗りの準備をしました。ラス網まで施工してあるので、ここにまずモルタルを塗りその上に仕上げの漆喰を塗ることにします。 石膏ボードへの施工に比べ、ラス網の場合は少し面倒です。塗り厚も違います。 ざっと仕上げてあった玄関土間の塗装ですが、細かい部分はまだ新材のままです。古材と統一感を出すために新しい木材にもこの様に塗装をします。少しだけかなと思っていたのが間違いで、少しだけがあちこちに点在していますのでそれなりの時間がかかってしまいました。 明日は1Fの通路にドアを取り付けます。やはりこの家で使われていた建具の中からサイズや状態が良い物を捜して、水できれいに洗浄し塗装を施して準備します。いつも思うのですが、古いものにしかない独特な雰囲気を醸し出しています。


・2012年6月22日・・・1F通路ドアの取り付け

ここの通路に昨日準備しておいたドアを取り付けます。今はこの様に何もありません。 古い建具を洗浄してお化粧し、通路に取り付けました。 ホームセンターでこんなアンテーク調の兆番が売られていました。軽いドアですのでこんなんで良いかな。 鍵も昔よく見た古いタイプのものです。ドアの上と下に計2個取り付けました。


・2012年6月23日・・・玄関周りのモルタル塗り

ラス網にモルタルを塗っていきます。モルタル用の砂は結構良く使いますので割りと頻繁に砕石場に買いに行きます。 プラスターボード(石膏ボード)に塗るのと違い、この様な網の上に塗りますのでちょっと作業性が異なります。でも使う道具は全く同じです。 玄関戸の横の壁を塗り終えました。うーん、これだけでも何か落ち着いた感じで悪くは無いかなあ。 残りの箇所もすべて塗り終えました。脇のナンテンの木もよく繁ってきました。


・2012年6月24日・・・濡縁のモルタル塗り

ダイニングルームの庭側は濡縁になっております。改装前は室内でしたので雨がかかりにくくなった構造です。夕涼みにここでビールを飲んだり、読書をしたりまたボーッとするのも良いでしょう。まずはマスキングテープを貼って養生します。 玄関同様に、ここもモルタルを塗ります。 玄関周りよりもここの方が塗る面積は大きいです。何とか濡縁の箇所すべて塗り終えました。これが乾きましたら最後に仕上げの漆喰を塗ります。 この春に庭に植えたつるバラの苗から一つ目の花が咲きました。浜松のサラリーマン時代にも庭に植えていたピエールドゥロンサール。これが好きなんです。


・2012年6月25日・・・玄関前飛び石の並び替えと畑の草刈

以前囲炉裏として板の間の部屋に設置されていた、石をくりぬいたものです。それを玄関前の脇に移動しました。非常に重いもので、餅つきの臼としても使えそうです。 横向きに並べていた飛び石を縦に並び替えました。このほうが歩きやすいだろうと思ったからです。決心したらそのうちに地面に埋め込みます。 露天五右衛門風呂に、お客様から頂いた玉石を敷き詰めました。濡れると更に良い感じになります。 畑の草がぐんぐんと伸びる季節となってきましたので、頻繁に草刈をせねばなりません。畑は4箇所ありますので、2日おきくらいにどこかの畑で草刈をするくらいの頻度です。画像は庭の整備の様子です。裸地だったところにタイムをかみさんが植えつけました。


・2012年6月26日・・・玄関の漆喰塗り

玄関土間の漆喰塗り。 こちらは玄関周辺の漆喰塗り前の画像です。 そして漆喰塗り後です。塗る前も落ち着いていてこれはこれで良いかもしれません。 2番目に近い畑ですくすく育つルッコラです。周りの雑草と共に元気に逞しく生長しています。


・2012年6月27日・・・濡縁の漆喰塗り

今日は濡縁の漆喰塗りを行います。出来れば今日中に完成させたいので集中です。まずは向かって左の側面から塗りを開始します。 そして右の側面。高い箇所の隅は作業し難いです。左官鏝の種類をうまく使い分けて作業し易くします。 正面の壁も塗ります。この壁はガラス戸が収納されるところですので、あまり厚塗りをしますと戸の枠と干渉してしまいます。 軒下の土壁部分にも漆喰塗りします。


・2012年6月28日・・・濡縁の塗装と玄関土間の作業

玄関周辺と濡縁の漆喰塗りしたところのちり掃除を行いました。マスキングテープを剥がし、漆喰がはみ出たところなどをきれいに掃除します。 前に柿渋を塗りましたが、色々なものを置いたりしていた為随分と汚れてしまっていました。もうそんなにここに物を置くことは無いということで、再塗装をして綺麗に仕上げました。 今日から土間の製作に入ります。山の砕石場に行き、砕石を購入してきました。 その砕石を土間の土の部分に敷き詰めて平らにならし、しっかりと叩いて転圧をします。今日はここまで。


・2012年6月29日・・・玄関土間の製作

玄関土間からダイニングルームに上がるための上り框を設置しました。庭にあった四半石を何とか玄関まで移動させ、少しずつずらしながら最適な位置を探しました。重いのでバールなどをフルに使って作業しました。 まずはダイニングに近いところから、転圧した砕石の上にモルタルを塗っていきます。壁に塗るのとは異なり、相当な厚さで塗りますのでモルタルを捏ねている時間が一番長いです。鏝できれいに平らに均します。 本日設置した上り框の四角い石と手前の元々あった自然石(きっとこの家が作られた明治時代に設置されたんだろうな)以外はすべてモルタルを塗りました。 本日ダイニングルーム用の薪ストーブが納品されました。オーブン機能付です。これですべてのストーブが入ったことになります。くろがね工房のスタッフさん達はとても力持ちです。煙突工事は近日中に行います。


・2012年6月30日・・・玄関土間の製作

土間と板の間との境の隙間を、鉄平石とピンコロ石を積んで塞ぎました。家のためには床下の空気が良く流れてよかったのですが、外と繋がっているかと思うとちょっと嫌です。冬も少しはより暖かくなるでしょう。 100年前この家が建てられたときの間取りだと思うのですが、玄関土間に四半石の基礎が見られます。自然界では丸い形だったのを、石工さんが時間をかけ四角い形に加工したものです。せっかくの力作を隠してはもったいないので、これは表面に出るようにしました。 かなりの長い時間にその表面にはたくさんの土がこびり付いておりました。初めはタワシでゴシゴシ擦っておりましたが、それでは日が暮れてしまうことがすぐに解り、硬い金属のヘラで土をしごき取りました。次にタワシで擦る。これの繰り返しでようやく元の石の表面が出てきました。この作業だけで半日以上かかってしまいました。 給湯の設備の調子がいまいちでした。色々と業者さんと検討をし、本日ついに完成しました。経過を書くととても長くなってしまいますので割愛させて頂きます。昨年の秋から始めた給湯工事がようやく終わったのでした。普通はこんなに時間はかかりませんよね。


・2012年7月1日・・・玄関土間の製作

玄関土間の仕上げをどんな風にするかは、実はまだ決めていません。昔の土間は土と石灰とにがりと塩を混ぜ、しっかりと叩いて仕上げていたようです。所詮土ですので乾けば土埃が舞い、家の中に入ってきてしまいます。そのために時々水を打って湿らせていたそうです。そこでなるべく土埃が舞わない、管理がしやすい仕上げを考えています。画像は色々な土と砂とセメントを混ぜて、オリジナルの土間を実験している様子です。でも中々うまく行きません。 土間の真ん中のスペースをデザインしているところです。以前入手した棒状の石を3つに割り、土間に並べてみます。イメージはフランスの石畳でしたが、うまくないのであれこれ試してみました。 大体のイメージをまずは紙に書いてかみさんと話し合います。そして「良いかも」となったものを実際に並べて確認します。 ドアを開けてまず目に飛び込んでくるシーンなので、慎重に考えます。壊してはまた並べ、また壊して並べるのを繰り返しました。


・2012年7月2日・・・玄関土間の製作

そしてこの形となりました。かみさんのアイディアです。フーッ、やっと決まった。 決まったら時間がありませんのでどんどん作業を進めてゆきます。石の間にまずはモルタルを詰めていきます。 こんな風に狭いところに詰めて、後で広い箇所に入れることにします。 ズッキーニ、にんじん、ほうれん草、だいこん、カブなどぞくぞくと収穫。


・2012年7月3日・・・玄関土間の製作

昨日やり残した部分を仕上げました。これだけ面積があるとこねるモルタルの量も半端ではありません。 モルタルが乾きましたらその上に仕上げの目地入れを行います。そのマージンを少しとってあります。ここ何日かしゃがんでの作業ですので腰に負担がきています。残念ながら若い頃のような無理がききません。 ハスカップ畑の草刈です。草の伸びがめっぽう速くなりました。植え付けた苗はまだまだ小さいのですぐに周りの草に覆われそうになります。マメ科の雑草はハスカップの苗にグルグルと巻き付いているではありませんか。すぐに取り除きました。画像ははじめて生ったハスカップの実です。小さいので見逃していました。1cmの大きさでたった2個ですが、かみさんとひとつずつ大事に食べました。もう、めちゃうま! 庭ではカモミールが咲きましたので、午後はハーブティーを飲みましょう。


・2012年7月4日・・・露天五右衛門風呂の煙突設置と玄関土間の製作

煙突を壁に固定する2つ割りの金具が季節柄中々手に入らずどこにも売っていません。思い切ってこの部品を手元にあった板金で作りました。それをいざ取り付けようとした矢先、以前1個余分に購入していたらしく物置から出てきました。ちょっとタイミング合いませんでした。 2つ割金具にスチールラック用の金具を加工して小屋の壁に取り付けます。理想的にはあと1m煙突を長くしたかったのですが、うまく焚けるかどうか心配です。 玄関土間の一番手前側を作業します。ここは外から玄関に入ってすぐのところです。まずはモルタルを流し込みます。 作業エリアすべてモルタルを打ちました。ここも最終仕上げをどうするかまだ未定なんです。色々なアイデアを話し合って整理しているところです。


・2012年7月5日・・・玄関上の塗装と竹格子間仕切りの製作

玄関上に小さな屋根が組まれておりますが、この妻の部分はモルタル吹き付けのペンキ塗装が施されておりました。その色が気に入りませんので塗り替えました。 2Fの間仕切りにまた竹を使います。竹を受ける部材を加工し塗装しました。ただし竹は残っているのが2本ほどですので新たに入手しなければなりません。 駐車スペースとキッチンガーデンを分けるための柵を立てます。根太として使われていた赤松の解体材です。残っている釘を抜き、先端をチェンソーで四角垂に加工しました。 キッチンガーデンのジャガイモが収穫されました。雑草と共に育てたせいか小粒ですがギュッと詰まった感じです。味は食べてのお楽しみ。


・2012年7月6日・・・竹格子間仕切りの製作と厨房手洗いの取り付け

近所のおじさんに竹を切らせて頂きました。軽トラからはみ出しています。さあ、今からこれを処理して格子となる竹をとります。 竹を同じ長さに切りそろえ汚れを取り、昨日作った部材に竹を取り付けます。するとこんな感じとなりました。 営業用の厨房には手洗い専用の設備が必要です。昨日佐久市のリサイクルショップにて購入した手洗槽を壁にビスで取り付け、排水パイプと上水のパイプを取り付けました。これで保健所の営業許可申請準備が整いました。 近所のおじさんにタラの苗と、珍しいサツマイモの苗を頂きました。早速畑に植えたいと思います。


・2012年7月7日・・・営業許可申請書類の作成と駐車場の柵作りと五右衛門風呂のフタの製作

農家民宿としての営業許可を得るため、保健所に提出するための書類を作成しました。図面作成に時間がかかってしまいました。 駐車場とキッチンガーデンの仕切りの為の柵作りです。今日は用意しておいた杭を地面に打ち込みました。 露天五右衛門風呂のフタをヒノキ材で作りました。びすとろまほうの家の風呂フタはちょっと重かったですね。保温性はとても良かったですが、取り扱いは不便でしたね。反省を生かし、薄い材料で作りました。やっぱりヒノキやサワラの匂いは格別ですね。 畑では丸いズッキーニが豊作です。珍しいので作りましたが、従来の細長い方が料理には使い良いようです。


・2012年7月8日・・・薪作りと駐車場の柵作り

伐採した赤松などの木が駐車場に積み上げてありますので、そろそろ片付け始めなければなりません。まずは細いものから整理します。 今回は非常に割りにくいです。いつもより時間がかかってしまいました。伐採してから割るまでのタイミングも良くないかもしれません。それでも割った薪はそれなりに積み上げることが出来ました。 駐車場っぽくなってきましたでしょうか?ここに4台くらいは駐車可能です。柵の向こうはブルーベリーの苗が植わっております。収穫は再来年以降です。 まだまだ残っている太い丸太。節がやたらあったり曲がっていたりと、素直なものはほとんどありません。丸1日はかかりそうです。オープンまでには片付けないと・・・。


・2012年7月9日・・・玄関土間の製作

1週間ほど前に打った土間のモルタルが乾きましたので、いよいよ仕上げの目地入れです。散々悩んだ末松煙を入れました。 昔の土間っぽくはありません。でもまあいいか!農の家オリジナル土間です。 目地入れも細かい部分から作業します。 左が自然石を切って(石ノミで削って)作られた四半石で、右が今回打った松煙を使った黒漆喰ならぬ黒モルタル。黒光りしています。


・2012年7月10日・・・玄関土間の製作とウッドデッキの竹格子製作

朝一番で営業許可申請用紙を持って上田市に行って来ました。帰ってきてからは昨日の続きです。やり残した箇所を仕上げてこのエリアは完成としました。 最後に残すは玄関入ってすぐのエリアです。ここはびすとろまほうの家のお客様から頂きました石を埋めてみました。 プライベートのウッドデッキに竹の格子を作り、ちょっとした目隠しです。でもご覧のとおりスカスカで、目隠しになっていないです(笑)。 この竹も先日近所の方に切らせて頂いたものです。竹林も放っておくと密に繁り地面に光が届かなくなります。適当な伐採の管理が必要です。昔は家を作る時必ず多くの竹を使いましたが(土壁の骨組)、今は全く使いません。竹林が荒れ放題の所が多いですね


・2012年7月11日・・・ウッドデッキの竹格子と畑の草刈

昨日作った竹の格子が目が粗すぎたので間に竹の枝を入れることにしました。 竹をとった後に残った竹の枝をこの様に束ねました。とりあえず5本作りました。 格子の間に入れてみました。。やはり数が少なかったです。まだ目隠しになっていません。後日追加してみます。 今日の作業のメインはこの畑の草刈です。ジャガイモやネギなどが植えてありますが、少し来なかったのでもうこんなに草が伸びておりました。野菜の葉っぱを切らないよう注意しながら草刈作業を行います。今日は非常に暑く、熱中症の一歩手前で倒れそうなくらいしんどかったです。


・2012年7月12日・・・照明器具のための電気配線と器具の取り付け

照明器具は直径30cm以上ある梁に取り付けます。ですのでその太い梁に電気ケーブルを通すため、穴を空けるための長いドリルが必要です。有効穴あけ長さが50cmのドリルを購入しました。これを見て私はすぐに”イッカク”という動物を思い出しました。 まずはこちらのペンダントライトの作業です。スイッチは既に設けられておりましたので、100Vきているところからケーブルを引っ張って照明器具のところまで渡しました。そして前の画像のドリルで梁に穴を空けてケーブルをそこに通し、照明器具を取り付けました。 二つ目はこの照明器具です。これはスイッチも配線しなければなりません。この器具用の電源がどこから取るべきなのか少し悩んでしまいました。でもご覧のとおり無事に施工できました。 3つ目は一番奥のペンダントライトです。これもスイッチの配線と器具の配線両方を行いました。これも無事に取り付け終了です。


・2012年7月13日・・・吹抜け天井の修理と厨房水道栓の追加

吹抜けの天井の一部の板が剥がれています。大工さんが昨年断熱材を挿入する際に剥がしてしまったようです。お客様がいらっしゃる前に修理せねばなりません。今日思い切って作業しました。 まずは適当な板を探し、塗装して乾いてから取り付けの為のビスをあらかじめねじ込んでおきます。そして高所作業用のタワーにのぼり剥がれた箇所に取り付けました。 一昨日保健所から電話で「水道栓がもうひとつ無いと営業許可出ません」とのこと。前日に検査に来た際にはまあ良いですとの事でしたが、審査会議で問題になったそうです。マジかよー!時間にゆとりが無いのに、またひとつ仕事が増えた!落ち着いてゆっくり考えたらこの場所に取り付ければ良いことに気付きました。beforeの絵。 afterの絵。ご覧のとおり、無事に新しい水道栓が追加されました。近くのホームセンターで部材を購入しうまく取り付けることが出来ました。配管は手洗いの上水パイプをT字コネクタで分岐させて蛇口まで配管しました。うまく取り付けられてほっとしました。


・2012年7月14日・・・煙突の塗装と吹抜けの清掃と塗装

薪ストーブの煙突は購入時点ではステンレスの地肌色でした。部屋の内装にこのテカリは合わないので、耐熱塗料の黒色を塗りました。 こちらの絵は塗った後の様子です。落ち着いた空気となりました。この煙突は2重断熱煙突で、表面の温度はさほど高くはなりません。よほどガンガン焚かない限り手で触れるくらいです。 玄関土間上部の明り取りの天窓に網戸を取り付けました。これで天窓を開けても虫などが入ってきません。 吹抜けの特に上のほうの構造材を清掃しました。一部塗装していない箇所がまだ残っておりましたので、はしごやタワーを組んで行いました。


・2012年7月15日・・・煙突貫通部分の処置と遮音工事

煙突の2F床の貫通部分です。この四角い穴はあまり小さいと火災の危険性が生じます。なのでしかるべきサイズとなっています。誤って足などを落とさないように対策をします。 45度に切った角材と鉄筋を用意しました。 薪ストーブ屋さんなど業者さんはここに鉄板をひいて安全性を図っています。私は普通はイヤです。よってこんな形となりました。鉄筋を渡して落下防止策としました。でも当然小さなものは落ちます。 本棚の奥に角材を取り付けました。この角材の間にクッション材を入れ、その上に羽目板を貼ります。これは隣の部屋との遮音対策です。とりあえず今思いつく処置を施し、続きは営業開始してから様子を見ながら対策をとっていきます。


・2012年7月16日・・・遮音工事とライティングデスクの製作

遮音材を入れ羽目板を貼りました。さらに3段の本棚を1段増やし4段として、本の数を増やし本でも遮音するようにしてみました。さらにこの向こう側の壁側も同様に遮音材を新たに挟み込み、羽目板で塞ぎました。なので壁厚としては40cm以上あることになります。ひとまずはこれが私に出来る限界かなと思います。 家内が小学生の時に使っていたエレクトーンです。あまりにも想い出深いようですので、ずっと今まで持っていました。引越しを重ねるうちに音が出なくなってしまいました。そこで何か有効利用出来ないかと考え、新たな使用目的のライティングデスクとなりました。中身は全て取り除きました。その状態がこれです。 中身を全て取り除いたらスライドフタのストッパーが効かなくなってしまい、足元にストンと落ちてしまいます。そこで角材で新たにストッパを作り取り付けました。また、内部にランプも取り付けました。 ライティング台の天板は、この家から解体した床板の状態が良い物を選び、下地を組んで塗装して取り付けました。


・2012年7月17日・・・建物外壁周りのケーブル処理とキッチンガーデン草抜きと薪作り

今日は前から気になっていた外壁についている以前の古いケーブル類を取り除きました。脚立を伸ばし1Fの屋根に上りこの際すべて撤去してすっきりとさせました。やはり高所は恐いですね。ここで落ちて骨折なんて、オープン前にしたくありません。 撤去したケーブル類です。電話線、ケーブルテレビの同軸ケーブル、電源ケーブルとそれらの付属の製品などもぶら下がっていました。全く使っていないものなのですべて取り除きシンプルな外観になりました。 キッチンガーデンの草抜きをかみさんが徹底的に行っています。耕起しないナチュラルガーデンの部分と、草を生やさない部分の住み分けをしています。 お客様の駐車場に丸太がまだたくさん転がっております。そろそろ片付けないといけません。1日に少しずつ整理しています。


・2012年7月18日・・・カーテンレールの製作

お客様のお部屋のカーテンレールを自作します。カーテンはかみさんが気に入った布を購入して、最近ようやく完成したようです。 シンプルに角材と鉄筋を使います。 窓のカーテンレールはこんな風になりました。鉄筋の持つおおらかさ、素朴さが好きです。カーテンは布で輪を作りホックでとめます。 プライベートデッキにすだれを取り付けました。以前取り付けた竹の小枝を束ねたものは取り除きました。


・2012年7月19日・・・吹抜け足場の撤去と吹抜け構造材の清掃

壁に漆喰を塗ったり煙突工事をしたり、また吹抜けの構造材を清掃したり、色々な目的で階段上の部分に足場を作るための角材を長い間取り付けていました。大きな作業もほぼ終了となりましたのでこれは取り除きます。斜めになっているのがそれです。 12cm角の古い柱を利用していましたので取り除いたらすっきりとしました。玄関土間から吹抜けの階段方向を見たところです。 最後に一番上の太い梁をあらためて清掃し、営業に備えます。吹抜けの手すりに角材を渡し、コンパネをのせてその上に脚立をたてました。脚立のてっぺんに乗りますと上まで手が届きます。 部分的にまだコンセントの最終仕上げが出来ていない箇所がありました。カバーを取り付けて仕上げました。


・2012年7月20日・・・玄関前のアプローチの製作

玄関前のアプローチ用の長細い石は随分前に敷地内から寄せ集めておりました。今日はいよいよそれらを地面に埋め込みます。何だか最後まで億劫になっていた作業です。 一つ目の横にひいた石は前に設置したものです。ここから先にひとつずつ地面を掘って埋め込んでいきます。 ダブルベッドを購入してあったのですが中々お店に取りに行っていませんでした。ようやく今日取りに行きました。お店でトラックを借りて家まで二人で運び、玄関に下ろしとりあえずすぐにトラックを返しに行きました。私達はなるべく自分で運びその分を少しでも他のものに費やします。徹底的にコストダウンを心がけ、お客様に快適空間として還元します。 ベッドを組み立てました。この上にのせるマットが大きくて、階段は使えませんでした。吹抜けから持ち上げました。


・2012年7月21日・・・玄関前のアプローチの製作とナチュラルガーデンの草刈

昨日は5個ほど四半石を埋め込みました。今日はその続きです。ただ埋め込むだけではダメで、石の上に乗ってもグラグラしなくすることが大切です。これが結構難しいんですね。 万が一石の上から落ちても怪我しないよう、石の突出量は少なくしました。 畑仕事の草の管理は大変ですね。裸地にならないよう耕起はしていないのですが、それ故草の伸びが早い早い。この畑は歩いて3分ほどのところにあります。 毎日少しずつ収穫し食卓に並べます。


・2012年7月22日・・・玄関前のアプローチの製作とハスカップ畑の草刈

玄関前のアプローチの製作が本日終了しました。用意した全ての石を埋め込みました。玄関側から見たところです。 庭側から見たところです。 まだまだ茶色い裸地部分はありますが、3ヶ月前に比べますと随分と良くなりました。我ながら感動しています。独り善がりですいません・・・。 ハスカップ栽培は何が何でも成功させたいです。将来はナチュラルガーデンのハスカップを使った色々なデセールやコンフィチュールを開発していきたいです。


・2012年7月23日・・・ダイニングルームの照明配線

ダイニングルームの照明配線作業を行いました。照明機器を取り付けるところまで露出配線をし、配線ダクトレールを取り付けました。 この配線ダクトレールというのは好きな場所で機器を固定できる便利なものです。天井が黒っぽいので黒色のレールを購入。そこに3個の松本市で購入したペンダントライトを取り付けました。高さ調整はご覧のとおりこんな感じで。 購入しておいたシングルベッドルームのチェストテーブルを取りに行ってきました。1ヶ月ほど前に軽井沢の店で衝動買いしたものです。これとロッキングチェアーを軽トラに積んで運びました。 今朝キッチンガーデンでセミの脱皮を見ました。午前中に猫にもやられず無事に飛んでいきました。よかった。車山ではハルゼミしか見ませんでしたが、ここはやはり下界。いろんなセミがいます。


・2012年7月24日・・・ナチュラルガーデンの管理

今日は徹底的に畑の管理です。ここは農の家から2番目に遠い畑(徒歩3分)。3番目に遠いのは徒歩5分で、最も遠いのは徒歩で12分ほどです。カボチャの苗がこんなにも大きく。 カボチャはこんな形のものを蒔きました。これから色が赤色に変わっていくはずです。 ちょっと珍しいアーミッシュレタス。標高がバッチリのようでよく育っています。 庭でたくさんのラベンダーが現在咲いております。どんどん花を摘んで濡縁の軒下に吊るしました。ほんのり良い匂いがしますよ。


・2012年7月25日・・・露天五右衛門風呂の炊き付け場所の屋根の製作

四半石の飛び石の間に、余っていた砂や砂利を敷き詰めました。とり合えず良い感じ。 露天五右衛門風呂は完成しておりますが、焚き付け場所は雨が降るとびしょ濡れになってしまう状態です。傘を差しながらの焚き付けはちょっとごめんですので、ここに屋根を作ることにしました。うっかりして忘れておりました。 ほとんどは手持ちの廃材を利用し、足りない材料は購入しました。屋根材は耐久性の良いポリカーボネートです。 お客様の目には触れない場所です。左の白い四角いのは太陽熱で温められたお湯を貯めておくところです。


・2012年7月26日・・・ジャガイモ掘り

かみさんがヒラタケのポットを衝動買いしました。秋にフタを開けますとビンの中からヒラタケが出てくる予定です。天然物でなくてすいません。面白半分です。やはりキノコは天然物ですよね。 ここがこれからジャガイモを掘ろうとしている畑です。どうです?草だらけでワイルドだろ?一見どこにジャガイモの株があるのかさえも解りません。でも良く見るとバッチリ解るんですね。 今日収穫したジャガイモ。これでまだ1/3ほどかな?後日また掘ります。これが耕さず、無肥料で、無農薬の、雑草と共に育った芋です。早速夕食に頂きました。皆さんも是非食べてみてね。 掘り起こした後のジャガイモ畑です。これなら解りますよね。今度はここにニンジンと大根の種を蒔く予定です。農業って楽しいかも!




ついに古民家再生プロジェクトが完了致しました。
8月から新たな拠点にて皆様と色々なお話をしながら素敵な時間を共有させて頂いております。
これもひとえに皆様の熱い想いのおかげです。
びすとろまほうの家をご贔屓して頂いた皆様方、本当にありがとうございます。
これからもさらに魅力的な宿にしていくため色々なことにチャレンジし、身が擦り切れるまで頑張り続けて行きたいと思っています。

今度は畑の再生です。耕作放棄地を魅力ある空間に創り上げていきます。皆様にとりましてほっとする快適空間になりますように試行錯誤し、単なる畑ではなく「何か」を感じて頂けるような場所にしたいと考えています。

今後はTOPページに「WHAT'S NEW」で最新情報お知らせ致します。どうぞそちらをお楽しみ頂けましたら幸いです。”本当の完成”まではまだまだ長い道のりですが、今まで長い間「完成までの道のり」をご覧頂きまして本当にありがとうございました。



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