2012年 古民家再生最終ステージと、オープンの年

1月〜4月の作業

寒さと戦いながらの漆喰塗りは堪えました
この夏オープンに向けてエンジン全開です



・2012年1月10日・・・今年の初仕事、漆喰塗りの下準備と土壁の補修

昨日かみさんの実家から戻ってまいりました。2012年の仕事始めはプライベート部屋の模様替えからでした。ソファとパソコンの配置を変えました。 パソコンはこの様に2Fへの階段の下にして、スペースの有効利用を試みました。使ってみると中々良い感じです。 漆喰を塗るための下準備としてのプラスターボードへの下塗りをしました。本日は年末にやり残した土間玄関部分です。画像は施工前。 下塗り施工後はこの様になります。
玄関扉横の壁です。塗り壁の作業は5℃以上で可能で、それ未満の時は中止して下さいと言われています。凍結すると具合が悪いようです。現在の信州は当然にそれ以下です。なるべく火を焚いて暖かくして施工するようにしています。 玄関とダイニングとの仕切りの戸を開けていたら隠れる壁があり、うっかり塗り忘れておりました。 これは土壁が一部剥がれ落ちてしまっている箇所です。こんな状態のところが何箇所かあります。ひどいところは外の景色が見えるくらいのところもあったりで、冷気が入ってきますので早く直したいものです。 画像のようにこんな箇所は砂漆喰で補修しています。いっぺんには出来ませんので何日かに分けて(少しずつ塗って乾かしながら)作業します。えぐれている部分が深いので、一度に塗りますとたれてきてしまうからです。


・2012年1月12日・・・漆喰塗りの下準備と土壁の補修

ここも土壁の補修です。この先剥がれてこないようにしっかりと補修をします。 このエリアの壁は結構痛みが激しく、全体的に弱そうでしたので全面に砂漆喰を厚めに塗りました。白くなっている箇所がそれです。プラスターボードに縫った白い下処理とはまた異なります。 こちらはプラスターボードに塗られた下処理剤です。こちらは塗り厚が薄く、前者の砂漆喰は厚めです。はみだした下処理剤を雑巾で拭き取っているところです。 2F洗面所の照明の位置が変な中途半端な位置に取り付けられておりました。あまり考えられて作業されなかったのでしょう。最適な位置に変更しました。天井は既に塞がれておりましたので、押入れの天井を人が入れるだけの穴をのこぎりで切り取り天井裏に忍び込んで電気配線を引き直しました。うまくいきました。


・2012年1月14日・・・漆喰塗りの下準備と土壁の補修と土壁への漆喰塗りの下準備

土壁に漆喰を塗るために、傷んでいる土壁の補修を行っています。 箇所としてはそれなりにありますので、全ての箇所で砂漆喰で補修していきます。そしてそれがしっかりと固まった時点でその上に漆喰を塗っていくのです。何でもうわべだけでなく下準備が大切ですね。 今年初めてようやく設備屋さんが来て作業をしました。首を長くしてお待ちしておりました。水周りがまだまだ未完成なのです。ボイラーを置くためのコンクリートの台を作るための準備をしました。今日の作業はこれだけのようです。 時には気分転換に家の周りをかみさんとぷまとで散歩をしています。夕方日が傾いてきたときですので、結構冷えます。でもとっても静かで本当の信州の田舎の風景がここにはあります。正面の家は我家です。


・2012年1月16日・・・土壁の補修と土壁への漆喰塗りの下準備とボイラー台の製作

2Fの土壁は何故か結構痛みが進んでいます。この壁も土が剥がれているところ、脆くなっているところがあります。 その箇所にこのように補修作業を施します。 2Fも土壁のエリアがかなりあります。経年劣化なのか、ネズミがかじったのか、それとも子供が親に怒られ悪戯して壊したのか?いずれにせよ長い月日の経過を感じさせます。 外気は氷点下続きですが、設備屋さんは何でもないようにコンクリートを打ちました。凍結防止用の薬を入れているのでしょう。


・2012年1月17日・・・土壁の補修と土壁への漆喰塗りの下準備

まだまだあります補修箇所。 100年の間にはそれなりに大きな地震や台風などがあったでしょう。その都度それなりに耐えてきたこの家ですが、ひずみや劣化は当然です。 そこで100年目にして大きな改修をし、可能な範囲で住み手が手を入れ、更に家としての価値を生み出す。 今日は冬とは思えないほど暖かい日でした。なのでお昼は濡縁で頂きます。車山では考えられなかったこと。


・2012年1月22日・・・土壁の補修と土壁への漆喰塗りの下準備と漆喰塗り

土壁に漆喰を塗り始めたところです。ピンク色が漆喰です。白い部分は古い土壁が剥がれていたため、補修した箇所です。 これからすべての土壁部分は漆喰が塗られ、お化粧直しされます。 塗った直後の漆喰は当然湿っておりますので色が濃いですが、乾きますと薄い色となります。ここの壁は吹抜け部分で、3日ほど前に塗った箇所です。もう既に完全に乾いております。4日間ほど画像を撮るのを忘れてしまい、ちょっと作業内容が飛びますがご了承下さい。 土間玄関は吹抜けになっておりさらに階段がありますので、その周辺の壁を塗るのはかなり大変でした。と言いますのは手が届かない部分が相当ありました。脚立等も容易には立てられないところです。
壁のほとんどが塗り壁となっておりますので、必要とされる漆喰の量は半端ではありません。1回でこねる漆喰の量は40リットル以上ですが、1日に2回こねることも少なくありません。 私達が喋りながら作業していますと必ず彼はやってきます。 養生シートに隠れるぷま。ここに隠れてから急に我々に飛び掛ってきます。 しょうがない、作業を中断しぷまの相手をして遊び始めるかみさん。


・2012年1月23日・・・土壁への漆喰塗りの下準備と漆喰塗り

手で押すと少しグラグラするところがあります。部分的に補修をしませんとしっかりと固定されませんので、出来る限り時間をかけて作業するようにしています。この土壁も塗られた直後はもっと色が薄かったでしょうが、長年の囲炉裏の煙でこんな色に変わっていったのでしょう。これはこれで味があっていいのですがね。 同じ箇所に漆喰を塗るとこんな感じとなります。個人的好みとしてはどちらがお好きですか?一番大切なのは清潔感だと私達は思っております。古いものは放置していますとそれなりに汚れています。普段の手入れが大切なのですね。今回の改修を機にこれからも長年壊されない、壊したくない価値のある家に少しずつ戻していきたいと考えています。 吹抜け空間のエリアの漆喰塗りが一部を除いて大体終了しました。私が漆喰塗りをしている間、かみさんは土壁への漆喰塗りの下準備をしています。下準備が全ての部屋で終わったら二人同時に漆喰塗りをします。 漆喰塗りが終了した吹抜けエリアのギャラリースペースです。箱が出来ましたのでこれからここをどんな空間にしたら面白いか考えますね。どうぞお楽しみに!


・2012年1月24日・・・土壁への漆喰塗りの下準備と漆喰塗り

吹抜けエリアは漆喰塗りがほぼ完成しましたので、お隣のエリアに進みます。素人の二人がコツコツとやっていますので時間はかかりますが、日進月歩で進んでおります、ハイ。土壁に下処理を施してそれが乾きましたので今日はここに漆喰を塗ります。 漆喰を塗り終えた直後です。今日はこのままで、1日置いた明日にマスキングテープを剥がして、ちり部の掃除を行います。その時点ではまだ漆喰は完全に乾いていません。半渇きのうちにマスキングテープを剥がすのがポイントです。 少しずつですが段々とそれなりに私達のイメージする部屋らしくなってきました。2Fも壁が多いので暫くはただひたすら左官職人に徹します。 毎日毎日寝てもさめても漆喰、漆喰、漆喰・・・。首や肩がコチコチになってきました。


・2012年1月25日・・・土壁への漆喰塗りの下準備と漆喰塗り

今日の作業した箇所です。洋室の大壁構造と違い、真壁構造は壁に構造材がむき出しとなるため、マスキング部分が圧倒的に多くなります。 昨日今日と作業した範囲。少しずつ見えてきましたねー。 反対側から吹抜けの方向を見たところ。これだけの画像ですともうほとんど終わったかのような感じです。でもまだまだなんだなあ。 南側の壁の画像で、実は北側の壁はこれからなんです。


・2012年1月26日・・・漆喰塗り

今日はかみさんも漆喰塗りをしました。二人で塗るとやはり早い!たっぷりと捏ねた漆喰がすぐに無くなってしまいます。 かみさんは洗面所周辺を塗っています。 私もひたすら漆喰塗りに徹します。とにかく朝から晩まで1日中塗って縫って塗りまくります。 塗るだけではなく、前の日に作業した箇所のマスキングテープ剥がしや、ちり掃除も忘れてはなりません。1日の作業終了にはホウキと塵取りで掃除をします。


・2012年1月27日・・・リビングの薪ストーブの設置と土壁への漆喰塗りの下準備と漆喰塗り

寒気が居座っているようで信州はとっても寒いです。標高は車山に比べてうんと低いのですが、何だかこの頃はあたかも車山にいるみたいに冷えます。なので作業もストーブを焚きながらやりたいので、しばらく遠ざかっていた薪ストーブの煙突の設置を行います。 あまりに気温が低いと漆喰塗り作業に悪影響を及ぼしてしまいます。もう既にやばいかな?少しでも作業場を暖めて作業致します。断熱2重煙突とストーブとをつなぐシングル煙突のアタッチメントを作ります。高速カッターで手持ちのφ120の煙突を切断します。 切断した煙突をストーブに固定し、その先を2重煙突につないで、さらに煙突を建物の構造材に固定し設置完了。早速焚いてみましたが、ご覧のとおり素晴らしいドラフトで良い感じに燃えています。この熱が2Fの作業場に行くでしょう。 寒かった2Fがほんの少し暖かくなった気が致します。今のうちにガンガンと漆喰塗りをします。かみさんには漆喰塗りの為の下準備をしてもらっています。1日1日を大切に無駄にしないようしっかり作業を続けます。


・2012年1月28日・・・土壁への漆喰塗りの下準備と漆喰塗り

さあ、今日も漆喰塗り頑張りましょう!(ちょっとカラ元気気味?)捏ねては塗って、捏ねては塗って・・・。人生同じことの繰り返し。 不思議なことにこの家には漆喰は一切塗られていなかったのです。中塗りの土壁の状態でした。それはそれで仕上げとして使ってもおかしくは無いのですが。なので今回の改修で私達が漆喰を塗っているのは、実はこの家が建てられて初めての事なのです。家さん、喜んでいるかな? ひとつの壁に梁や束柱や貫などの構造材がご覧のように見えていますので、その間の土壁部分に漆喰を塗っていきますので結構塗る面積の割りに面倒なのです。今の家のように大壁でしたら構造材が全て壁の中に入ってしまっていますので、塗りは単純で楽なんです。 構造材には漆喰が付かないようにマスキング処理をしなければならないし。でも手間をかけた分だけそれなりになるのがいいかもね。


・2012年1月29日・・・漆喰塗り

今日はこの壁を塗ります。すでに漆喰塗りの下処理は済んでいます。マスキングをして塗り始めます。 ふーっ、左官鏝を持つ手が痛いです。同じ作業ばかりではバランスが悪いかな。 普通なら真っ白な漆喰を職人さんは塗ります。和風住宅といえば白色の漆喰ですよね。ましてや古民家再生では黒い梁と白い壁のコントラストを最大の見せ場にしていますので。 黒い構造材と真っ白な漆喰壁の醸し出す雰囲気は「和風建築の端正さ、厳格さ」だと私達は思っています。そこであえて白色にせずこの色にすることでそういった雰囲気を変えたいと思いました。もっとリラックスできる暖かい空気が欲しかったからです。でも実際にやってみないと、完成してみないと解りません。本当に狙い通りになってくれるだろうか???


・2012年1月30日・・・漆喰塗り

漆喰エリアが増えるに従い、土壁が段々と少なくなってきました。いいぞ! 左の画像の壁も漆喰が塗られました。これまで使った漆喰の量は捏ねた状態で1トンくらいです。これからまだ必要ですので本当にたくさんの漆喰を塗ることになります。 この漆喰は6種類の色粉が混ぜられて、さらにワラスサを混ぜてあります。 こういう細かいエリアの作業は元気のあるうちにやるべきです。夕方になりますとちょっと気乗りしません。明日の午前中にやりましょう。


・2012年2月2日・・・漆喰塗り

この部屋は2Fの一番奥の部屋となります。ということはここが終われば一段落ということです。ふーっ。 脚立で届く高さの壁は今日でついに塗り終えました!ひゃー、疲れましたね。一気にダーッと塗りました。明日からは脚立では届かない高さの壁を塗っていきます。 高いところはこの高所作業用タワーを使って作業をします。昨年構造材の洗浄と柿渋塗りをやった時もこのタワーを使用しました。 まずは構造材部分に漆喰が付かぬようマスキング処理をします。白いのがそのマスキングテープです。塗り終えたらこのテープは剥がします。


・2012年2月5日・・・漆喰塗り

私は2Fの高所の塗りを、かみさんは低い部分の壁を塗ります。吹抜けから土間玄関を見たところ。正面の白い壁はまだ下処理の段階です。 ここに漆喰を塗った直後の状態です。乾くといちばん左の色になります。玄関も着々と漆喰塗りが続けられています。玄関はほとんどかみさんの作業です。 昨日マスキングをしておきましたので今日はすぐ塗り作業から出来ます。棟木部分の一番上から塗り始めました。久しぶりの高いところですので、ちょっと恐かったです。 鏝板に漆喰をのせてタワーに登ったり降りたりですのでちょっと面倒です。それにこの部分になりますと昼でも薄暗い箇所があり、ライトを点けながらでないとよく見えないのです。


・2012年2月9日・・・漆喰塗り

暫くは毎日同じ作業ですので何日か分をまとめて載せています。高所タワーで壁の上部を塗り始めました。 何もこんな一番気温の低い時期に漆喰塗り作業をするなんて。毎日の作業終了後の道具を水で洗うのがつらいです。 更に次の部屋に移りました。まだまだ他にもやるべきことがたくさんありますので、どんどん作業を進めます。 あれだけ買いだめしておいた漆喰が無くなりました。すぐに追加注文し、作業が途切れないようにします。そろそろ漆喰塗りも秒読み状態ですよ!


・2012年2月11日・・・漆喰塗り

高所タワーを使っての壁塗りもいよいよ最後の部屋となりました。 柿渋を塗った黒っぽい構造材と漆喰壁のオレンジピンク色の組み合わせはいかがでしょうか?好みなので意見は分かれますよね。 漆喰の原料は消石灰です。珊瑚などが長い年月で石灰岩になりそれを加工したのが消石灰です。消石灰に水を加えて壁に塗ると空気中の二酸化炭素と化合して元の石灰岩に戻るというわけです。漆喰には大概消石灰の他にスサ(壁が割れにくくするため)とツノマタ(粘りを出し施工しやすくするため)が入っています。漆喰メーカーによって商品コンセプトが異なりますので配合も異なっているようです。 昔は高価な物でしたので江戸時代の途中までは一般の住宅には使ってはいけなかったようです。それが江戸時代の大火災後、防火のために使用が許されたそうです。


・2012年2月12日・・・漆喰塗り

以前は黒っぽい土壁でしたが、こんな風に明るい色を塗りますと部屋がとても明るくなります。まるで照明器具を使っているようなくらい違います。 吹抜けのエリアの一番上の三角形を忘れていました。細かいところ、見にくい箇所は忘れがちになります。 ここにもやり残し箇所ありました。ちょっとがっかり。床に一番近いところの狭い部分ですので寝転がって作業せねばなりません。 完全に床に横になり無理な体勢で何とか塗り終えました。


・2012年2月13日・・・垂木・桁部分の漆喰塗り

画像の真ん中の横に白くなっている部分は屋根を支える垂木と、その下の水平の構造材の桁の取り合い部分で、私の今まで色々な古民家を見た範囲では大抵隙間があります。 現在の住宅での施工は発泡性の石油系建材や大壁構造の内壁側に入れる防湿シートなどで密閉性が確保されます。真壁構造で尚且つ天井が貼られない我が家の場合はこの様に漆喰で隙間を塞ぎました。強度を確保するため砂漆喰です。白い部分がその漆喰です。 その白い砂漆喰の上にご覧のようなピンクオレンジ色の仕上げの漆喰を塗りました。形状が複雑で面倒でしたのでここはマスキングはせず、直接鏝塗りを行いました。 アップにするとこんな感じです。仕上げが少し雑なので現物ではあまりじっくり見ないで下さいね。


・2012年2月14日・・・床のオイル塗りと垂木・桁部分の漆喰塗り

寝室入口です。積まれてあった引越し荷物を他の部屋に移動し、養生のダンボール紙とコンパネを剥がして、綺麗に掃除してから「アウロ」という床用のワックスを塗りました。塗りますと部屋に柑橘系のとっても良い匂いが漂います。 何も暖房しないと氷点下ですのでストーブを点けてせめてプラス気温にして作業しました。人が住んでいれば毎日暖房しますのでここまで室温下がりませんが、今はこの部屋は外とあまり変わりません。 低い位置でだったせいか漆喰塗りを忘れていた箇所がありました。こういうのを見つけた時ってかなりショックですね! 頑張って忘れられていた箇所を塗り終えました。実はこの時もう一箇所塗っていないところを発見してしまったのです。しかもそこは狭い場所ですので左官の鏝が入りません。アイディアを煉ってから作業することにします。


・2012年2月15日・・・垂木・桁部分の漆喰塗り

マスキングテープを剥がしてちり掃除をし、壁を仕上げます。 数日前に塗った箇所のちり掃除をしてここも仕上げます。狭い目立たない箇所ですので、つい忘れてしまいます。 今日も垂木と桁部分の隙間処理の仕上げを進めていきます。 壁の仕上げ、漆喰塗りはほぼ終了かな?というところまで来ました。きっとどこかに忘れている箇所あるんだろうなあ・・・。心配してもしょうがありませんのでどんどん先に進むことにします。


・2012年2月19日・・・構造材の清掃と煙突化粧板の製作

吹抜け部分の作業となりますので、まずは足場の確保から行います。漆喰を塗ったときに使った材料で組み立てました。 煙突を壁出しする際に、煙突の向きを検討していたため貫通穴が大きく開いたままとなっています。薪ストーブでせっかく暖められた空気がこのスペースから土間玄関に逃げています。 一般的には丸い穴の空けられた黒色の四角い鉄板を壁に取り付けます。初めはそうするつもりでしたが、作業内容的に面白くありませんのでちょっと考えました。壁に四角い板を貼るより、どうせ貼るならと東御市のシンボルのブドウの葉っぱとしました。まずは新聞紙で型紙を作って検討です。 2Fの漆喰塗りがほぼ終了しましたので、はみ出た漆喰の掃除と最終的な構造材の清掃を始めました。こういう作業は地味ですので中々スタートが難しいです。床にオイルを塗る段階になってきましたので、その前に行っておきたい仕事です。


・2012年2月20日・・・構造材の清掃と煙突化粧板の製作と薪割り

新聞紙の型紙が完成したら、いよいよ実際に貼り付ける不燃材のケイカル板にアウトラインを書き、ジグソーで丁寧に切り取りました。真ん中の穴は煙突が通るところです。 実際に壁に当ててみて具合をチェックします。特に煙突との取り合いは慎重にします。 板が完成したら最後に色をつけます。水彩で仕上げるつもりが絵の具がどこかへ紛失してしまい、いくら捜しても見つかりませんでしたので手元にあった油絵の具で塗りました。 同じ様な作業を毎日続けていますと体のあちこちに異変が出てきます。そんな時は気分を変えて違う筋肉を使うようにしています。山のように積んであった丸太を全て玉切りにし、毎日少しずつ斧で割っておりました。そしてついにご覧のとおり全て割り終えました。


・2012年2月21日・・・構造材の清掃とプライベートデッキ製作開始と薪割り

1日絵の具を乾かして、壁にビスで取り付けました。バックがピンクオレンジ色の壁ですので、何だか変です。そこまでイメージ出来ませんでした。秋に紅葉したブドウの葉っぱに塗り直そうかな?でも大きな隙間の穴が塞がって良かったです。 さあ、次なる作業は南の部屋につながるウッドデッキの製作です。これはプライベートエリアです。まずは完成イメージをし、大きさを決めます。その辺に落ちていた棒切れを置いてイメージしました。 今回も基礎は自然石にします。この家は全てこの手法です。大体の位置に適当な石をひいてみました。これらの石は元々この敷地にあったものや、掘った際に出てきたものです。 気分転換に割っていた丸太はこの様に全て薪として小屋に積みました。寒い冬には最適な作業ですね。気分もスカッとしますよ!


・2012年2月23日・・・床のオイル塗りとウッドデッキ製作

1Fの床のオイルを2度塗りしました。するとこんなに艶が出てしまいました。想定外でした。 ツヤツヤはあまり好みでないので、なるべく1度塗りで完成することにします。ここは吹抜け部分の床です。 使用する柱となる材料をストックの中から選び出しました。長さや太さなど、最適な1本を選ぶのも容易ではありません。今回は4本用意しました。 作業の合間に照明器具や家具を選びに1週間に1度以上出かけています。ネット販売の世の中ですが、やはり目で見ないと納得できないものってありますよね。画像の照明器具衝動買いしました!


・2012年2月24日・・・ウッドデッキ製作

前日に選んでおいた柱材をまずは1本立てました。どんな作業でもまずこの初めの一つ目の行動が印象的で感動的なのですが、同時に中々腰が重い初めの一歩でもあります。 大体の垂直をとりながら2本目の柱も立てました。ここからは腰が軽く動作も迅速になってきます。 柱の上に梁をのせました。柱は松材で梁は見た感じ栗ではないかと思います。いずれも古民家を解体した際の古材です。洗剤で洗って倉庫に保管しておいたものです。 今回は柱は4本立てます。本日の予定の4本全て立てることができました。日が長くなりましたのでとても助かります。この時間帯は大抵氷点下です。


・2012年2月27日・・・ウッドデッキ製作と床のオイル塗り

2本目の梁も載せ終えました。梁は2本とも落葉樹のようです。4メートル近くありますし非常に重かったので、柱の上に持っていくのが大変でした。この時点ではまだ多くの仮の支え棒があります。 柱と梁の間に、丸太を支えのため斜めに入れました。入れた数は4箇所です。 古民家の構造材にはこの様な曲がった木材が多く使われております。山の貴重な木を、まっすぐで素性の良い木ばかりでなく曲がっているものも適材適所で工夫して大切に使っているのだと思います。この点ではログハウスとは正反対の考え方です。曲がっているがゆえ都合の良いケースがあり、古民家を見ていると先人の知恵を垣間見ることが出来ます。 土間玄関の床にもアウロのワックスを塗りました。このワックスの匂いは最高に好きです。でも乾いてしまうと完全に消えてしまいます、残念。


・2012年2月28日・・・ウッドデッキ製作とクッション・スリッパの製作

構造の補強を施しています。この斜め材は元々この家の根太として使われていた松です。現在はヒノキの角材になっていますので、たくさん保存されています。 水平にも補強を入れて、これで最低限の補強はしたつもりです。大丈夫かどうかちょっと押してみましょう。「グイグイ」何とかしっかりとしているようです。ここにウッドデッキが加わりますので、更に強度は上がります。 正面から見るとこんな感じとなりました。バラやキウイのパーゴラみたい。植物を絡ませれば夏は避暑になっていいかもね。明日は梁の上に垂木を渡します。 現在かみさんはお客様の為のバブーシュタイプの室内履きや、クッションを作っております。薪ストーブの前で快適に作業出来るようです。何だかとても信州っぽい絵ですね。


・2012年3月1日・・・ウッドデッキ製作とクッション・スリッパの製作

今日は暖かい!昨日雪がまた降りましたので庭が白くなっています。この冬は厳冬とのことですが、昨年までの車山と違ってここはとても温暖です。雪も信州のなかで少ないようです。太陽光線が強烈です。昨日選別しておいた土台となる木材です。 今日は作業時間が少なかったので、自然石の基礎2つ、束柱2本の設置のみを行いました。束柱は長めにしてあり、後で切り取る作戦です。何せ相手が自然石(基礎)と丸太に近い古材(土台)ですからね。 毎日時間を見つけコツコツ作っているクッションもこれだけ出来ました。ヨーロッパの今年の新作柄だそうです。 手作りバブーシュタイプの室内履もこれだけ出来ました。漆喰塗りに、床塗りに大忙しです。


・2012年3月2日・・・2F構造材の清掃

2Fの漆喰塗りは99%終了しましたので、久しぶりの構造材の清掃を行います。昨年にしっかりと清掃しましたので汚れはほとんど取れていますが、その後フローリング貼りの際材料切断をここで行いましたのでその切りくずが梁の上などに付いてしまっています。
普通の家の場合は構造材の下に天井を貼りますので必要の無い作業です。ところが農の家の場合はあえて見せる手法ですので構造材も常に清潔な状態をキープしなければなりません。フローリング材の加工の際に出た木屑の除去のため、再度高所作業用タワーを組み立てました。 奥の部屋から作業開始しました。木材を丸ノコで切った切り屑は結構高いところまで舞い上がっています。建物の一番上の棟木まで上がっていることを確認しました。なので思い切って漆喰壁以外の全ての木材の部分を雑巾掛けすることにしました。屋根裏の見えている野時板も1枚1枚拭きました。つまり今画像で見えているオレンジピンク色の壁以外全てです。 切り屑等の埃が溜まり易いのはやはり上に向いている面です。圧倒的にびっしりと積もっておりました。全ての床をフローリングとし(一部は畳です)その材料をすべてここで切ったのですから当然と言えば当然です。部屋は0℃を少し越えている程度ですのでぬるま湯で作業しました。お湯は薪ストーブでたっぷりと作れますので助かります。


・2012年3月3日・・・2F構造材の清掃と購入家具の搬入

今日は午前中に昨日に引き続き構造材の清掃作業をし、購入してあった家具類を午後に取りに行きました。軽トラで運べる量は限られていますので、今日は2往復しました。 1Fに置くものと2Fに置くものをおおよそ運んでおきます。本日一番苦労したものはこの文机です。無垢のナラ材で出来ていますので重い!問題は奥行きがありますので階段が使えません。しょうがないので吹き抜けにテーブルを置きまずその上にのせて、更にその隣に高所作業タワーを組みその上にのせ替えます。次に2Fの床に足場板を渡してその上に移し、最後に2Fから二人で引っ張り上げました!気温は0℃ですが汗びっしょり! 文机をかなり苦労して上げたので外は既に真っ暗となっていました。ですが私達は興奮状態となり、疲れもなんのその、勢いで他の家具の組み立てを始めたのでした。 大型家具は運搬のため足を外してありましたので、頭にヘッドライトを付けて、床に寝転がって足を付ける作業をしています。うーん、今日も気持ちの良いお風呂に入れそうだ!


・2012年3月4日・・・2F構造材の清掃と家具の配置決めとスリッパの製作

昨日運んだ家具です。設置すべき位置を確認し、それに伴う照明を検討しました。 こちらは一目見て気に入りました。お店の人曰くイギリスのアンティークとのこと。 このテーブルと照明機器も目に飛び込んできました。テーブルはタイ製。部屋に溶け込んでいます。 これがとっても重い文机。我々の事務机です。本当は部屋の構造材の清掃が全て終わってから運び込むつもりでしたが、早く雰囲気を掴みたくて衝動的に持って来てしまったのです。我慢できない私達・・・。それなので早く正式に設置できるよう今日も構造材の清掃に励みます。


・2012年3月5日・・・2F構造材の清掃と床のオイル塗りと照明機器の取り付け

厨房の床のオイル塗りを再開しました。まずは綺麗に掃除して埃などを除去します。かみさんが作業しています。 一番奥の部屋の構造材の清掃がようやく完了です。床の上にしっかり落ちた切り屑や埃などをホウキと掃除機で吸い取り、雑巾掛けします。雑巾掛けが乾く間、郵便局や買い物に行きます。車山と違いお店が近くで助かります。 床が乾いたら床用オイルを塗ります。1Fで使用したのと同じ「アウロ」という商品です。あらかじめ着色してありますので楽です。部屋中に柑橘系の匂いが漂い、うっとりとしてしまいます。 1F洗面所に買ってきた照明機器を取り付けました。この手の作業は一度にやりますとうんざりしますが、気が向いた時に気に入ったものを購入しておき、気が向いた時に取り付けると、贅沢な気持ちになって良いかも。


・2012年3月6日・・・2F構造材の清掃と厨房床のオイル塗りとスリッパの製作

今日は次の部屋に移ります。タワーを移しゴシゴシ・・・。 昨日まで作業していた部屋とこの部屋とは高さが違っています。より高くなっていますので注意しないと危険です。ここも壁以外は全て雑巾掛けしました。 厨房のシンク、ガスレンジ、オーブンを移動して床のオイル塗りの準備をします。手前半分は既に塗ってあります。 アウロの床用オイルを塗り乾くのを待ちます。


・2012年3月7日・・・2F構造材の清掃とスリッパの製作

暫くはこの作業が続きます。お湯で作業していますがやはり指先が割れてきます。バンドエイドを貼りまくって少しでも痛みを和らげます。埃だらけになりますので鼻の中もムズムズ。お風呂でしっかりと洗います。 そうなんです、こういう作業をした後の五右衛門風呂って更にも増して気持ち良いのです。木の作業をした後、木で沸かしたお風呂に入る。何て贅沢! 構造材の清掃は色々な道具を使うと効率良いです。これは小さなホウキ。かなり便利です。また口での空気吹きつけも道具要らずで、心肺機能のトレーニングにもなります(?)。 最後は雑巾掛けです。ほんの少し洗剤を混ぜて使用しています。かみさんも時間を見つけてはお客様用のスリッパをコツコツと縫っております。


・2012年3月8日・・・厨房作りと2F構造材の清掃と薪作り

厨房の床にアウロというワックスを塗るため、ガスレンジやシンク、オーブンなどを一旦移動しました。業務用のレンジは重い!今日は床のワックスが乾きましたので元に戻します。 一人だと無理ですが、力持ちのかみさんと二人だと楽勝です!元の位置に無事に戻りました。 今日のメインの仕事はやっぱり構造材の清掃です。古民家の一番大切なもの、それは清潔感。それがあってこそこのダイナミックな構造が生きます。 午後に赤松の丸太をゲット。薪としては決して良くは無い樹種ですが、贅沢は言ってられません。しっかり煙突掃除をしてあるものは何でも焚きます。薪も地産地消が原則。今日はチェンソーで玉切りしました。


・2012年3月10日・・・かまくら作りと2F構造材の清掃

この時期にこの冬一番の大雪が降りました。この景色、まるで車山です。まさかここでこんな風景に出会うとは思っていませんでしたので、嬉しい! 嬉しさのあまり、朝からかまくら作りに没頭してしまいました。少しでも時間見つけて作業したい気持ちですが、こんな遊びも魅力的。 ちゃんと中に入れちゃうもんねー。かみさんを呼び出しデジカメ撮ってもらいました。毎朝近所の小学生の女の子がこの横を通るので、驚くかなー。ちょっと楽しみ! 作業ばかりではやってられませんのでついリフレッシュしましたが、全く作業無しでも不安になりますので今日も頑張ります!


・2012年3月13日・・・厨房の棚の製作と2F構造材の清掃

厨房の一角に棚を作ります。棚板は解体した床の間の一部の材料です。異なる役割で再出発してもらいます。 棚は2段作ります。解体材をきれいに洗いアウロの着色ワックッスを塗って乾かします。後日乾いてから組み立てます。 構造材の清掃も着々と進んでおります。作業用タワーから床を見下ろすとこんな感じです。ですので落ちると怪我します。怪我だけはしないように気を遣います。
2Fの空間はそれなりにありますので掃除も大変です。壁以外の木部はすべて雑巾掛けしています。


・2012年3月15日・・・厨房の棚の製作とカーテンレールの製作と2F構造材の清掃

まずは上の段の棚板を取り付けました。取り付けて気が付いたのですが、天井のライトの位置が悪いので棚板から下が真っ暗になってしまいます(笑)。 2段目の棚板も取り付けました。上は明るいのですが真ん中から下は暗いです。照明器具の位置を変更せねば。 プライベートの部屋のカーテンレールを作りました。材料は鉄筋と角材です。既製のものはあまり気が進みませんでした。 木は年月が経てば経つほど味が出てきます。古い材を掃除していますと段々にその迫力と言いますか、醸し出す雰囲気に癒されます。


・2012年3月18日・・・2F構造材の清掃と床の掃除

3月と言いましてもまだまだ結構気温は低く、こういった水仕事は辛いです。薪ストーブで作ったお湯を使いますが、寒い日はそのうちにバケツの湯が氷水のようになる場合があります。昔のおばあちゃんは毎日のようにこうして水でせっせと家を磨いていたんでしょうね。 吹抜け部分を残して2Fの木部の構造材清掃が終了しました。ふーっ、と言った気持ちです。ようやくまたひとつの山を越えました。木部を清掃していますと床に埃などが落ちるのでその都度毎日箒で掃いていましたが、キリが付きましたので今日は掃除機でフローリングの目地の中の埃も吸い取り、最後に雑巾掛けしました。 雑巾掛けが終わった床です。ひとつの事が終わった瞬間って気持ち良いですよね。 吹抜けのエリアは後日掃除します。ここは柿渋塗りもまだ一部残っております。なので高所作業用のタワーもここにまとめて置いておきます。


・2012年3月19日・・・ウッドデッキの製作

昨日に2Fの木部の清掃が一部を除き終了しましたので、気持ちを入れ替え今日からウッドデッキの製作を再開します。3月1日以来のこの作業となります。まずは続きの礎石の設置とその上に土台を載せるための束柱を設置します。 土台は全部で3本入れますが、そのうちの1本の束柱は途中まで作っていましたので、今日はその束柱を最適な長さに切り、まず1本目の土台を据えつけます。画像はさらに2本目の土台も設置したところです。 3本目の土台も設置し、いよいよ根太を取り付けます。根太とは一番上に来るデッキ材のすぐ下に来る構造材の事です。この根太は母屋を解体した際に出たものを再利用します。ですのでご覧のようにまだ解体時の釘が残っています。バールとハンマーでこれらの釘を抜き、土台に固定します。 釘を抜いた根太をすべてインパクトドライバーで固定したところです。室内の根太だった材料が今度は屋外のデッキの根太になりました。材料は松ですので水には強いはずです。今日は一気にここまで仕上げることが出来ました。予定より進んだので、満足満足!


・2012年3月20日・・・ウッドデッキの製作

昨日までの作業の状態で塗装を行います。何を塗ろうか迷いましたが、木酢液で作られた塗料を塗りました。デッキ材を貼ってしまうとその下が塗れなくなるし、屋根材を貼ってしまっても垂木などが塗れなくなります。ですからこのタイミングで塗っておきます。 木酢液由来ですので独特な匂いがします。この匂い、結構好きです。薪ストーブを焚いているときにも外の煙突周りでこんな匂いがするときがあります。色は茶色です。塗り重ねるとその都度濃くなっていきます。 下から束柱、土台、根太、柱、梁、垂木とすべて塗ります。 屋根材を取り付ける直前の角材はあらかじめ塗っておいたほうが楽です。


・2012年3月21日・・・厨房の製作とウッドデッキの製作

厨房に盛付台を置きました。ベストなサイズをあらかじめ決めておき、中古厨房機器屋で捜しました。 冷蔵庫も厨房に入れました。この冷蔵庫は車山でも使っていたもので、新婚当時に愛知県蒲郡市で買ったものです。冷蔵庫はこれ以外に車山時代に購入したコールドテーブルも置いています。 ホームセンターでポリカ波板を購入し、専用ビスにて取り付けました。以前は波板の取り付けは専用釘しか無かったと思いますが、今回使用した専用ビスは施工性も良いしとても気に入っています。 ついに最後の部材、デッキ材を取り付けます。インパクトドライバでビス留めする前に、まず塗装をしておきます。今日は取り付けず、乾かします。


・2012年3月23日・・・ウッドデッキの製作

仕上げのデッキ材をステンレスのコーススレッドにて留めました。また、デッキ材の木口が隠れるように仕上げの処理をしました。ここまでやってようやくウッドデッキとなりました。デッキ材はパインの2x4の8フィート。 完成したウッドデッキを正面から見たところです。左側にデッキが無いのはここに階段を作る予定だからです。 斜めから見た様子です。木酢液の塗料を塗り重ねたため、濃い飴色になりました。 乾く前に雨がかかってしまいましたので、このように色が剥げてしまった箇所があります。ショック!こんな時は上から塗り重ねます。天然素材の塗料ですので、石油系の塗料に比べ扱いは容易ではありません。


・2012年3月24日・・・梅の木の剪定

今日は庭の梅の木を剪定しました。もう長い間選定されていなかったようで、かなり荒れた状態でしたので思い切って強剪定しました。背丈は半分になりました。 太い枝も相当切りました。木の繊維がぎっしりと詰まって、良い薪となりそうです。 小枝も捨てることなくすべて使います。短く切っておけばいざ使う際に便利です。小枝なので乾燥期間は短くて済みます。 昨年の10月に注文した太陽熱温水器がようやく屋根に載りました。本当に久しぶりに設備屋さん来ました。普通の業者なら昨年中に終わっているのにね。配管はまだですが、今度はいつ来てくれるのかな?なんか日本じゃないみたい!早くお湯使いたいな。


・2012年3月25日・・・土間階段周辺のワックス塗りと壁漆喰塗りの下塗り

土間の階段にフローリング用のワックスを塗ります。 当初は柿渋を塗る予定でしたが、擦れるところですので床と同じものを塗ることにしました。色が柿渋に比べ薄いのでちょっと気になるところですが。画像は細かい部分を仕上げているところです。 1Fプライベートでまだ漆喰塗りが終わっていない箇所があります。プラスターボードと土壁共にあります。まずはプラスターボードに漆喰を塗るための下塗りを行いました。画像の天井と壁一部(灰色の部分)です。 真ん中部分の灰色の箇所がプラスターボードへの下塗りを施したところです。これが乾きましたら漆喰を塗ります。


・2012年3月26日・・・壁の漆喰塗りと土壁の漆喰塗りの下処理

下塗りが乾きましたので、最終仕上げの漆喰を塗りました。この部屋は真っ白の漆喰です。 漆喰に少しの砂漆喰を混ぜています。 プラスター部分が終了しましたので、今度は土壁部分に漆喰塗りの為の下処理を行いました。土壁は水分を良く吸い込みますので、漆喰塗りの作業の際の作業性を上げるために、シーラーと言う液体を塗ります。この処理をすると漆喰塗りが容易になります。 近所で赤松が伐採されました。近くを通行した時に頂きました。


・2012年3月27日・・・土壁の漆喰塗り

残っていた土壁部分への漆喰塗りを再開しました。左部分の細かいところが本日の作業したところです。 一部床の間を撤去したため土壁が大きく剥がされてしまっていました。昨年末にその部分を補修しましたが(白い部分)、その上に漆喰を塗ります。 土壁だけではどうしても擦れに弱く、硬いものが当たったりすると削れてしまいます。そこでその上に漆喰を塗ることでより硬い表面仕上げとなり、強度が増します。当然ですがさらに部屋は明るくなります。 作業の都合上漆喰塗り仕上げがなされていない箇所が何箇所かまだあります。そろそろ壁塗りは完全に終了したいので残っているところは全て作業します。


・2012年3月28日・・・漆喰塗り

トイレの壁の漆喰塗りを行いました。ここは両親が使用するところです。 こういった狭い部分はとても時間がかかってしまいます。つい雑になりがちですがそこは気をつけて慎重に作業するよう自分に言い聞かせます。 壁の隅っこの部分など、漆喰が切れている箇所がありましたので(かみさんが作業するとときどきなる)、細かくチェックしながらその部分に漆喰を塗りつけ、完全に仕上げます。 今の建てられる家と違い、壁が真壁構造になっていますので、左官作業としてはとても面倒になります。広い一枚の壁ならより早く作業が進められます。びすとろまほうの家が正にそうでした。大きな壁でしたので塗り易かったのを覚えています。まだ若かったし・・・。


・2012年3月29日・・・押入れ土壁の漆喰塗りと踏み台のオイル塗り

2Fの収納部屋の土壁にも漆喰を塗ります。他の土壁同様まずは下処理を行います。数日前にその下処理を行っておきましたので、本日は仕上げの漆喰を塗りました。 漆喰塗りが終了した画像です。グレー色をしておりますが、炭を砕いたものが混入されている炭漆喰というものです。収納部屋ということで通常は閉めっぱなしですのでこんな壁が良いかも。 2Fの床は2箇所に大きな段差があります。今風に言うと「スキップフロア」ですかね。その段差を容易に移動できるよう踏み台(階段)がありますが、それに床と同じワックス(アウロ)を塗ってみました。 庭に真っ先に咲きましたのは福寿草です。車山では標高が高すぎて生息出来ませんが、ここではいじらしく咲いています。


・2012年3月30日・・・濡縁の木タール塗り

濡縁の外壁のお化粧直しをします。木部に木タールを塗りました。木タールとはブナなどの落葉樹から作られた木酢液を濃縮したような液体です。 白っぽく色あせていた木部が、何だか若々しくなったような気がします。 濡縁とダイニングの境のレール部分にも木タールを塗ってみました。柿渋を塗るつもりでしたが、色々と試したくなりました。 完成はこんな感じとなりました。松煙と弁柄を入れた柿渋とほぼ同様な色です。


・2012年3月31日・・・水周りの整備と厨房の整備

配管が少し進み、ようやく洗濯機を正規の位置に置く事ができました。少しずつ設備屋さんが作業をしに来てくれます。 お風呂のシャワー栓も本日取り付きました(プライベート)。ようやく便利になりました。でもまだここからお湯は出ません。水のみです。シャワーが出ることで、お風呂掃除が容易になりました。昨日までは洗面器に水を入れてそれをかけて洗っていましたので。 厨房に鍋類をぶら下げるフックを取り付けました。ドリルで下穴を開けてからフックをねじ込みます。 短くて全く使い物にならなかった水道の蛇口を長いタイプに交換しました。しかし何でそんなものを取り付けたのでしょうか?部品がひとつ無駄になったわけです。


・2012年4月2日・・・濡縁と玄関周りのラス網貼り

今日は外壁に漆喰を塗る箇所の下準備をすることにします。濡縁と玄関周りが対象箇所です。ホームセンターでラス網を10枚購入してきました。 以前に防水シートを貼っておきましたので、その上にラス網をタッカーでとめていきます。 外部コンセントの箇所はこの様にケーブルが出ています。壁を塗ってから取り付けます。 この様な狭い箇所の作業はやはり面倒です。ラス網を貼ったらこの上に壁下地とするモルタルを塗ります。モルタルを塗る作業は優先順位からするとしばらく後になりそうです。今すぐやらねばならない事を優先して作業を頭の中で整理します(適当ですけどね)。


・2012年4月3日・・・玄関の造作-柱建て

玄関は結局難しいと言って大工さんは途中でやめましたので、私達で考え、続きを製作せねばなりません。先日ラス網を貼った箇所は漆喰仕上げをするのですが、左右の両袖の部分はどのような格好にするか決めなければなりません。 そこで昨年末からこの玄関の造作について時間があれば頭の中で考えておりました。朝に目が覚めて布団から出る前の間に、結構考えています。夜布団に入ってから寝付くまでも「ああだ、こうだ」と考えますね。 そしてついに決定したのが、古材を柱にして左右に1本ずつ立て、側面に羽目板を貼ることにしました。まずはチェンソーでちょうど良い長さに切って両袖に取り付けます。古材は真っ直ぐでない事が多く、使った材料もご覧のとおり反っています。でもこれは個性として生かします。 古材でも長いので結構重く、作業は容易ではありません。何とか2本の柱を立てた後は、下から順に羽目板を貼っていきます。


・2012年4月4日・・・ブロック塀の壊し

古いブロック塀がありますが、初めからこの塀は壊すつもりでした。いや、自分でやる意思は無く、大工さん等にお願いするつもりでした。 ところがあまりやりたそうでなかったので、仕方なく自分でやろうと腹をくくりました。初めはどんな道具を使うべきか、あまり見当付きませんでしたが、とにかくやってみるもんですね。取りあえず持っていたハンマーで思いっきり叩いてみました。するとどうでしょう!ご覧のように壊せたではありませんか。 「いけるかも!」と思い、その後は調子に乗ってガンガン壊し始めました。ホームセンターで大きなハンマーを購入し、更に作業を加速させました。そして壊した塀は更に細かく砕き、砕石のように地面に撒きました。 所々に強度を出すための鉄筋が入っていましたので、細かく砕けない部分がどうしても出てきます。それらも出来るだけ細かく砕き、これ以上無理というところまでハンマーで叩きます。


・2012年4月5日・・・五右衛門風呂の外壁の製作

ブロック塀は比較的容易に壊せることが解りましたので、一安心して別の作業を今日は行います。同じことを詰めてやっていますと全くやっていないことに対する大きな不安が常に頭のどこかで引っかかっています。 今日は五右衛門風呂の外壁の製作をしました。昨年大工さんが野地板まで貼ってくれていましたので、その上にまず防水シートを貼り、その上にラス網を貼ります。 防水シートは先に必要な寸法をあらかじめ切っておいて用意しました。 防水シートの上にはラス網が貼られます。


・2012年4月6日・・・庭木の植え付け

家の製作も大切ですが、オープンの時期が迫りつつありますので並行して庭作りもせねばなりません。今日は頼んでおいた庭木を30本以上植えつけました。画像中央はカツラです。向こう側にはユキヤナギを植えました。 結構大きなソヨゴは玄関近くに植えるつもりですが、まだ場所が準備できていませんので、畑に仮植えしてあります。右後ろにはシラカシ。そして左にアルプス乙女の枝が見えます。 手前がソロ。右隅にナナカマドを植えました。まず位置を決めてそこに穴を掘り、苗木を入れて土をかぶせバケツでしっかりと水を注ぎます。更に土をかけ、真っ直ぐに植わっていたらOKです。 家の裏側の北西の方向にはシラカシを植えました。この辺りの地面はとにかく石が多く、土があまり入っていないところもあるので、植え付けには苦労をしました。


・2012年4月8日・・・薪集めと玄関の造作と庭の整備

長野県の間伐事業で、間伐後の山の木の後片付けに行って来ました。片付けたものはほとんどがカラマツですが持って帰ってきました。薪が入手出切る代わりに山に入って作業をするのです。 先日の続きの、玄関の造作を再開しました。近頃は色々な作業をバラエティー豊かに行っております。ひとつの作業に飽きなくて良いですよ。 向かって右側の部分の玄関側が終了しましたので、今度は向かって右側の玄関側と反対の面に移ります。 庭から出てきた石で飛び石を作りました。植物を植える前の庭作りも結構好きです。楽しくなる歩く方向を考えて作業している時の楽しさ!


・2012年4月9日・・・玄関の造作とキッチンガーデンの製作

今日は玄関の造作を終了させるつもりで作業を開始しました。昨日向かって右側を貼り終えましたので、今日は左側です。 羽目板貼りの、玄関と反対の面の貼り始めです。この面仕上げたらこの作業に関しては終了です。とにかく「この作業は終了!」というのをどんどん増やしていかねばなりません。 午前中に玄関周りの羽目板貼りを終え、午後からはキッチンガーデンとなる畑の穴掘りを行いました。直径約3メーターの大きな穴です。 日が傾いてきた頃ようやく掘り終えました。この作業まさか半日で出来るとは思ってもいませんでした。今後の作業に弾みがつきました。当初は重機で行うことを考えておりましたが、私達の基本である「自分で手でやる」ことを思い出しました。


・2012年4月10日・・・キッチンガーデンの製作

借りた畑ですが、恐ろしいほどの瓦礫の山がありました。ここに積まれておりますのはほとんどがコンクリートの残骸です。4メーター四方ほどの範囲で、高さは人の身長くらいあります。 これらを人の手で持てる大きさに砕き、昨日掘りました穴に入れる予定です。 コンクリートの塊りを整理していたら古タイヤが40本程と傘、シャベル、車のヘッドライト、たくさんの園芸用の袋、着物、洋服なども出てきました。 穴の周りは石を並べて座れるようにします。これがどうなるかはお楽しみにね。


・2012年4月11日・・・ブロック塀の壊し

今日は徹底的にブロック塀の壊しに集中します。やらねばならない事がたくさんあり、自分なりに考えている方法でそれらがうまくゆくかどうかをまず少しずつ試して、今後の作業の指針にしているのが最近の状況です。ブロック塀は手で壊せることが1週間ほど前に確認されたので、今日は一気に片付けます。 すべて壊されたブロック塀。所々に鉄筋が入っておりましたのでその部分は壊すのが大変でした。逆に簡単に壊れたら危険ですよね。 さあ、壊されたブロックをハンマーで細かく割ります。細かくしたら車が入る箇所に砕石としてまきます。壊したブロック全て小さく割っていく作業がしばらく続きます。 ブロック塀沿いに植えられていた庭木を別の場所に移植しました。ちゃんとついてくれるかな。


・2012年4月12日・・・ブロック塀の壊し

昨日壊し終えたブロック塀の残骸を小さく砕く作業を引き続きしました。 好奇心旺盛のぷまは突然ひょっこり姿を現しました。 かみさんにじゃれつくぷま。こんな感じでしばしば作業は中断されます。 ブロックを砕きますとこんな風になります。ここは業者の重い車が頻繁に出入りしていましたので、雨が降るとグチャグチャになります。砕石を購入して入れる予定ですが、ゴミとなるガレキをまずは再利用しました。


・2012年4月13日・・・ブロック塀の壊しとキッチンガーデンの製作

ブロックの小さく砕く作業はもうあと少しです。1日中ハンマーを振り回していますと手首が変になります。現に早朝手が痺れて痛くて目が覚めてしまいます。さらに起き上がってしばらくは右手で物が握れません。 やりました!ブロック塀を撤去し、ゴミも出さず無事に終了しました。maison d'hotes 農の家は着々と育ってきています。さあ、次の作業が待っている! ブロック塀を壊した際に切り詰めた庭木の枝です。やむなく根本付近からばっさり切ってしまったものもあります。来年花咲くかな?この枝も捨てずに乾燥させお風呂を焚く時に使います。 キッチンガーデンの準備を始めています。可能な限りこのガーデンでは自然農法で作ってゆきたいと思っています。


・2012年4月14日・・・キッチンガーデンの製作

キッチンガーデンにあけた穴の回りに敷地にあった石を並べていきます。これらの石のほとんどが持ち上げることが出来ない重いものです。転がして移動させました。時には手だけではびくとも動きませんので、大きなバールを使って移動させたりしました。 この石は特に大きく、バールを使っても1m動かすのに5分以上かかってしまいました。作業効率極めて悪いので、良い方法が思いつくまでしばらくこのままにすることにしました。 ガレキを手で持てるものと、転がすことも出来ないものに分けました。ほとんどは手で持てるか転がせるかのものでしたが、バールを使ってもピクリともしないものもいくつかありました。この画像は手で移動できたガレキの山です。 ここに映っているのは全く動かないガレキと石です。これらは手で動かせるように小さく割らなければなりません。大きなハンマーで叩いただけでは到底無理です。どうしようかとしばらくは途方に暮れていました。やがて、ハンマードリルで穴を開けてから、そこにセリ矢という楔を打ち込んで割る方法を後日試す結論に至りました。

<OFF TIME>
・2012年4月15日・・・「自然農園たかはし」さんの畑を見学ツアー

東御市に広大な畑で自然農法を実践されている高橋さんという方がいらっしゃいます。昨年に初めてお会いしたのですが、そのお人柄にも惹かれ、是非畑を拝見させて頂きたくお願いを致しました。 まだ時期的にあまり動いていないとのことでしたが、ご自宅で色々な野菜の苗つくりは冬の終わりから作っているとのこと。高橋さんの畑は静かで雰囲気の良い所にありました。自然農法では決して耕さないことが大切だと教えて頂きました。耕運機はもちろんクワも使いません。 この日はジャガイモの植え付けを実際にやってみて、実践面も教わりました。お忙しい方なのに本当に感謝感激です。私達も早くジャガイモ植え付けたくなってしまいました。 なんと昨年蒔いたニンジンが冬越しをしておりました。引っこ抜いてみましたら何と美味しそうなお姿!味がぎゅっと詰まっていそうな、そんな印象でした。うーん、やるぞー!


・2012年4月16日・・・キッチンガーデンの製作

自然農法の素晴らしい畑作りを拝見させてもらった後ですので、作業にも見合いが入ります。気合だー!今日は大きなガレキを割ってみることにします。まずはハンマードリルで20〜30mmの穴を開けます。このハンマードリルの操作は気をつけないと大怪我しそうです。石などの硬いものに穴を空けるわけですので、少し持っている手がずれたりするとドリルが石に食い込んで、ハンマードリル本体が急に回りだします。その時に持っていた手もすごい力でドリルによって回されてしまいますので、下手すると手首脱臼します。なのでこの作業は極めて慎重に。 空いた穴にセリ矢という楔をセットします。セリ矢は3つの部品で構成されており、真ん中の楔をハンマーで打ち込むことで両側の部品が押し広げられ、石が割れるというものです。画像は海辺にあるテトラポットのようなコンクリートの塊りです。2つにではなくいくつかに分けないと運べません。 セットした楔に力強くハンマーで叩き込みます。楔の部分にひびが入ってきました。もう少しです。楔をかなり奥まで打ち込みますとやがて大きなひびが入ります。大概この様な大きなコンクリートの塊りは中に鉄筋が入っております。ですのでパカッ、という訳にはいきません。じわっと割れます。割れても手では引き離すことが出来ないのです。 そこで大きなバールの登場です。割れた隙間にバールを差し込み、グイッと押し広げます。大きなガレキの場合は、この工程を繰り返し何個かに割ります。本日はこの作業に明け暮れました。身体中の関節が悲鳴を上げているみたいです。でも弱音を吐いているわけにはいきません。今日中にそのほとんどを割ってしまいました。手首の痛みは頂点に。


・2012年4月17日・・・コンクリートのハツリとキッチンガーデンの製作

昨日は頑張ってハンマードリルでコンクリート瓦礫を小さく割りました。本日はやはりハンマードリルを使い、ブロック塀が乗っていたコンクリート土台をはつって撤去します。画像で見える2段のうち上の部分を壊します。ちなみに下の部分は自然石です。 昨日の方法と全く同様に作業を進めました。まずハンマードリルで穴を開けてから楔をその穴に打ち込みます。すると・・・。 このように楔から先端部分がバコッと割れて下の自然石からはずれます。 これを繰り返すことでコンクリート土台はすべて撤去することが出来るのです。今の世の中ではこんなことをする人はあまりいないでしょう。普通は重機であっという間に壊してしまうでしょう。我々のモットーは「自分達の手で」ですので、時間もエネルギーも使いますがやってみました。
昨日のハンマードリルで割ってできたガレキの山です。これらを以前掘った穴に移動させます。 その上に穴を掘った時に出た土をかぶせます。かみさんと二人で一気に作業します。 春先とはいえものすごく体は熱くなります。頻繁に水分補給をします。1時間ほど経過しちょっとぐったり気味のかみさん。 やったー!ついに出来ました。1段高くなったキッチンガーデンのアクセントです。後日真ん中にシンボルツリーのカツラを植える予定です。それにしても今日は2日分体を使った気がする・・・。明日起きられるかな??


・2012年4月18日・・・玉村さんのヴィラデストガーデンへお散歩、キッチンガーデンの製作と庭の整備

昨日はハンマードリルを返却しなければならなかったので作業内容かなりきつかったです。なので今日の午前中は久しぶりにoffです。うちからヴィラデストガーデンまで散歩しました。もうこの時期オープンしておりましたが、重機でガーデンの整備をしておりました。庭師・職人さんも大勢いました。私達は二人だけ・・・。 折角ですので一服することにし、お昼ごはんには早かったのでお茶しました。厳密にはワインですけど(笑)。そしたら玉村さんが席まで来てくれて、少しだけ話をしました。何と私の名前を覚えて頂いており、ちょっとびっくり。今年1月の地区総会のとき、新人紹介で皆さんの前で挨拶したのを覚えてくれていたようです。 私達も玉さんのように頑張らねばなりません。家に帰り早速キッチンガーデンの製作に取り掛かりました。今日はガーデンの歩道を決めて小さな目印のくいを打ち、地面に紐を渡しました。 庭の整備も並行して進めています。何せいらない物をポイポイ庭に捨てていたようで、庭作りする以前にあちらこちらに転がっている、あるいは埋められているゴミを処分するのが先決です。コンクリートの箱(多分流し台?)の中の小さなガラスの破片や鉄くず、ビニール、陶器、プラスチック部品などを選別して処分しました(土とこれらを分けるのが大変だった)。最後はこの様に箱をハンマーで壊してガレキを処分しました。


・2012年4月19日・・・薪集めとキッチンガーデンの製作と庭の整備

今日は午前中薪集めに出かけました。この地での今後の薪の入手を容易にするために色々と手を打たねばなりません。山の中に住んでいた今までとは違い、薪入手状況は決して容易ではありませんからね。 キッチンガーデンのシンボルツリーをセンターサークルに移植しました。庭の隅に仮植えしておいた桂の木です。この木は紅葉時期にハチミツのような、綿菓子のような甘い香りを発します。 キッチンガーデンにプルーンの苗木を植えました。「プレジデント」「サンプルーン」と「シュガープルーン」の3本です。実は私はプルーンを生で丸かじりするのが大好きなんです。それも酸っぱめなのが好きです。余ったらコンポートにしたり、お酒に漬けたりします。ジャムやドライフルーツに加工しても良いかな。 庭の地面にもぐっていたカーペット(6畳分くらい)を引きずり出し、処分するため何分割かに引き裂いて、水分を飛ばすため太陽光で十分乾かします。乾いたら捨てます。こんな作業も庭作りには必要・・・苗を植える前のこんな事ばっかし!


・2012年4月20日・・・庭の整備

ブロック塀を壊し、更にその下に打ってあったコンクリート基礎も壊して撤去していましたので、今日は一番下にひいてある自然石を地面から引きずり出します。一見するとせいぜい20cm程の厚さの四角柱状のものかなあと思っていましたら、掘り出したらこれが結構でかい! 自然石を掘り出した後の穴です。正に「氷山の一角」で、見えている部分より土に埋まっている部分のほうが多かった。シャベルだけでは取り出せず、大きなバールを使ってえぐり出しました。 段差になっていますので緩やかなスロープとなるよう地面をならしました。最終的にはここに砂利などをひき、車が車庫に入れるようにします。不思議なことに車庫の入口の真前にブロック塀があったのです。「珍百景」のひとつと言えましょう。 取り出した自然石です。ひとつ300kgくらいありそうです。これ何かに使えないかなあ。ちょっと考えることにします。


・2012年4月22日・・・庭の整備とキッチンガーデンの整備

ブロック塀の下にひいてあった自然石は縦にして並べました。車の通路と庭の境界の役割を果たしてもらいます。今までは玄関先まで車が入れてしまいました。 せっせとキッチンガーデンを整備しています。このガーデンは耕起しない自然農法でやってみることにします。草たち、虫たちが土を耕すという考えです。 キッチンガーデンの横に昔からの道があります。農道のようなもの(?)で、道幅は3尺(90cm)だそうです。でもお隣の畑の土がその道に堆積し、歩きにくいため近所の方々は通っていません。 近所のオバサンの依頼で山になった土を掘り起こし、平らにしました。余裕を見て150cmほどの道幅にしました。これで皆さん安心して快適に通行できるようになったのではと思います。


・2012年4月23日・・・庭の整備と薪ストーブの炉台の製作

庭に埋められていた大きな石を掘り出し、何かに使おうと取ってありました。平たい石がそれなりにありましたので玄関へのアプローチにしようと思い立ちました。並べてみて結構気に入りました。うん、よし! 庭は一般的にまっ平らでは面白くありません。多少の起伏があったほうが奥行きも出て面白い空間が演出できると思うからです。そこで庭の一部に土を盛ってみました。小さな小高い丘のイメージ。 最近は屋外の作業ばかりですが、そろそろダイニングの薪ストーブ炉台の製作に着手しなければなりません。準備としてワイヤーメッシュを貼り巡らせました。ここに石を積んでいきます。ちょうどびすとろまほうの家の玄関周りのように積みます。 壁から1〜2cm程離して設置しました。積んだ石が簡単に崩れてこないためのものです。


・2012年4月24日・・・フローリングのワックス塗り

まだ塗っていなかった部屋のフローリングにワックスをかけました。 今日の作業エリアは約畳40畳です。ほとんどはコテバケで塗れますが、細かいところや部屋の隅は小さな筆で塗る必要があります。 1日中同じ作業を続けていますとさすがに腰にきます。痛いです。 1週間ほど前に注文したブルーベリーの苗が届きました。立科町でブルーベリー農家をやられている方から直接購入できました。4種類で計12本とカシスも2本購入。植え付けや管理方法もしっかりと教えて頂きました。


・2012年4月25日・・・玄関飛び石の運搬

今日は玄関前にひく飛び石を並べてみます。隣の畑に目的の石が結構ありますので、何とか玄関先まで運ばなければなりません。とうてい持ち上げることは不可能です。長い石の片方を上げるのが精一杯です。 昨年作った石運搬用台車。台車の上に石を転がして載せます。 載せたらバランスを見ながら引っ張ります。この台車にはタイヤが2個しか付いていません。手を離すと台車は斜めになりますので石が載せやすくなります。 朝から運び始めて夕方にはようやくすべて並び終えました。後はこれを地面に埋める作業です。大工さんが作業性良くするため砂利をひき、大型車が入っておりましたので地面は硬くしまっております。簡単には掘れないでしょうね。


・2012年4月26日・・・ブルーベリー苗の植え付け

ブルーベリーの植え付けをしました。ブルーベリーはかなり酸性を好みますのでピートモスが必要です。そのまま地面に植えても枯れてしまう事があるそうです。なのでこの巨大なピートモスを購入しました。170リットル入りです。こんな大袋今まで買ったことない!私もついにお百姓だ! 袋には乾燥した状態でギュッと詰まっていますので、水で柔らかくふやかして使います。一輪車で何度かに分けて植えつけ場所まで運びました。この一輪車一杯で大体苗3本分です。たっぷりと入れる必要があるそうです。 大きな穴を掘ってふやかしたピートモスを入れ苗を入れて包み込み、土を戻してから株元にウッドチップをひきます。これは乾燥を防ぐためでマルチングの役割です。ウッドチップもたっぷり必要で、今回苗が12本あったのですが軽トラ1杯分使いました。ひぇー。今年植えたこの苗は2年間は実を生らせてはいけないとのことで(株を充実させるため)ちょっと残念ではありますが、その後は毎年多くの実をつけてくれるかと思うと楽しみです! こちらはカシスです。3本買いました。料理のソースにもデザートにも当然使え、とても重宝することでしょう。これも今年は無理かな?


・2012年4月27日・・・庭の整備

畑に仮植えしておいたソヨゴの苗木を抜いてきました。今日は計画していた場所に植え付けます。結構大きな苗木ですので運ぶのに大変です。 この木は常緑樹でして、玄関の前に植え付けます。これからは玄関の目隠しとして働いてもらいます。お疲れ様です。 まだまだ拾い切れていない庭のゴミを拾い、雑草を抜いて庭創りに励むカミさん。庭のデザインはほとんどカミさんにまかせています。 石を並べた後ろに杭を打ち込みブドウの枝を渡して、ブラックベリーとフランボワーズの苗が絡むようにしました。苗はまだ植えつけていません。近い将来はこのフェンスからたくさんのベリーを収穫出来る(?)。


・2012年4月28日・・・キッチンガーデンの整備

キチンガーデンの遊歩道となるところにひくためのウッドチップを軽トラに積んでいるところです。 最近ようやく山が手入れされつつあります。あちらこちらで間伐が進み、それをチップにしています。車で40分くらいのところに取りに行きます。 こんな感じで遊歩道に敷き詰めます。これではっきりと歩くところと、歩いていけないところがはっきりしました。砕石と違ってやがては堆肥となり土になります。 庭に植えたジュンベリーが花を咲かせましたよ。繊細で良い感じ。名前の通り、6月に実をつけます。


・2012年4月29日・・・ジャガイモとネギの植え付け

この畑は家から少し離れたところにありますが、種ジャガイモを約13kgとネギ、サトイモなどを植えています。ご覧の通り地面を耕さない自然農法にチャレンジです。雑草が土を良くするという考え方で、農薬や化成肥料ももちろん使いません。初めてのチャレンジ、どうなることやら。 カミさんがネギの植え付けをしています。ちょっと地面を傷めすぎた感もあります。野菜たちが小さいうちは周りの草に埋もれないように部分的に草刈します。 こちらは家の隣にあるキッチンガーデンです。真ん中のステージに芝桜を植えました。 庭からムスカリが出てきました。右のタンポポ、手前のホトケノザなどの雑草とやけにマッチしています。これが本当のワイルドナチュラルガーデンですかね。日に日に暖かくなり、庭には色々な植物が出始めました。毎朝庭を覗くのが楽しみです。


・2012年4月30日・・・庭の整備と薪ストーブ炉台の製作

玄関前にソヨゴの木を植え付けましたが、まだ玄関周辺が通りからよく見えてしまいます。それでシャラの木を近くの園芸店で購入し、ソヨゴの隣に植え付けました。独特な樹形でとても気に入っています。シャラの隣には先日植えたナナカマドがあります。 更にその脇にはフランボワーズの苗を植えました。赤い実をつけます。タルトやババロア、ムースなどに使うのが楽しみです。朝のヨーグルトにも入れましょう!たくさん採れる様になったらジャムにもしたいです。 こちらはブラックベリーです。紫から黒っぽい実をつけます。フェンスに鈴生りになる日を願って。 さあ、明日から薪ストーブの炉台を作り始めるぞ。今日のうちに積む石を用意できるだけ用意しておきます。@まず石を適当な形に切るA水を張ったバケツに入れ、たわしで汚れを落とす これらをあらかじめまとまった数用意しておくのです。







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